青少年なやみ相談室

相談室だより

相談室だより8月 深呼吸のすすめ

2018年08月01日 00時00分00秒 | vol111~120

夏バテしていませんか?

 例年にない猛暑が続いていますね。だるかったり、疲れやすかったり、とにかく動くのが億劫だったり・・・体も心もいまいち調子がでない、という方が多いのではないでしょうか。屋内では冷房で体がキンキンに冷え切り、外では暑さと汗でベタベタ・・・急な温度差も大きなダメージですね。8月は、夏バテや夏風邪、熱中症など体調面のケアはもちろん、体と共に不調になりがちな「心のケア」がとても大切な季節でもあるのです。

夏はイライラ、怒りっぽくなる?

 暑さで体調がさえず、暑さの不快感から、とにかく夏はイライラしがち。いつもは平気で受け止められることにもカチンときたり、必要以上にへこんだり、気持ちが不安定になってしまうことがあります。暑くてなんだか元気が出ないなと感じたら、体のケアと一緒に心のケアも意識してみてはいかがでしょうか。頑張らなければいけない時ほど、こきざみに休憩をいれて、一息つきながらゆっくり行動することが大切です。

おすすめは、深呼吸。
 おすすめの方法は、ゆっくりと息をすって、体の中にたまった空気を全部吐き出すこと。一見、簡単すぎて、効き目がないように思えますが、呼吸は、心や感情のコントロールにとても重要です。暑いと呼吸が浅くなりがちですが、これにストレスが加わると、さらに呼吸は浅くなるし、体に力が入り酸素が十分に体内に取り入れられません。酸素をしっかりと取り込めないと、脳内の感情を司る器官にも十分に血液が循環せず、コントロールがうまくいかなくなってしまう場合もあるのです。

 カチンときたり、イラっときた時は、いったん目をつむって5秒待つ。その後、深呼吸を5回ほど繰り返してみてください。新鮮な空気が入ってきて、呼吸が落ち着き、高まった緊張感や筋肉をゆるめることができます。体が少し落ち着くことで、心も冷静になることができ、気持ちを切り替えたり、より平常の状態にリセットしたりすることができます。

 岩手の夏が終わるのはあっという間。真夏の太陽の直射日光も、ベタベタの汗も、もうすこしの辛抱です。今だけの夏の空気をたくさん吸い込んで、深呼吸!!暑い暑い夏を味わいながら、ちょっとした呼吸法で心と体をひとやすみさせてあげるのはいかがでしょうか。


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