青少年なやみ相談室

相談室だより

相談室だより11月 私たちにできること

2021年11月01日 00時00分00秒 | vol151~160
 先月、2021年のノーベル物理学賞の受賞者の発表がありました。プリンストン大学上級研究員で、アメリカ国籍を取得している真鍋淑郎(まなべ・しゅくろう)さん(90)が選ばれました。受賞理由は「二酸化炭素の温暖化影響予測」です。
 真鍋さんは、今から50年以上前に「二酸化炭素が増えれば地球の気温が上昇し、地球温暖化につながる」ということを世界に先駆けて発表するなど地球温暖化研究の根幹となる成果などをあげてきました。ノーベル物理学賞の対象として、気象や気候の研究分野が取り上げられるのは初めてです。物理学の専門家は「気候の変動が社会的な大きな関心事になる中で、これまでにない分野を対象にしたのではないか」としています。
 地球温暖化や気候変動は、社会的に大きな関心事であると同時に、私たちの生活に密接に関わっています。科学者が研究対象とするだけではなく、地球上に住む私たち一人ひとりが考えて行動する分野でもあります。心のどこかで「私には関係ない」「自分一人くらい…」と思っていませんか?そうではありません。一人ひとりのちょっとした心がけや気遣いが積み重なり大きな効果につながります。そして、その取り組みは「私たちの未来を守る取り組み」にもなります。
 地球のために未来のために我慢する…と考えると窮屈で仕方ありませんね。我慢するのではなく、
  〇誰もいない部屋の電気は消す
  〇歯磨きやシャワーの時、水道を出しっぱなしにしない
  〇電車やバス、自転車で行ける場所には極力それらを使って行く
  〇エコバックを持ち歩く
など、まずは出来ることから取り組んでみましょう。

                           *参考*ノーベル賞2021NHK特設サイト ノーベル賞ってなんでえらいの???
                     

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