2011年3月11日。東日本大震災の日です。早いものであれから10年経つのですね。先日、10年前の記憶が蘇るような大きな地震があり、震源に近い地域では大きな被害も発生しました。その地震は私たちの心と体を揺さぶりながら、まるで「忘れてはいけないよ。災害は忘れた頃にやってくるよ。」と警鐘を鳴らしているようでした。
首都直下型大地震の発生予測もたびたび報じられている昨今、家庭や職場の防災対策はしっかりと行き届いているでしょうか。
大地震発生時、自宅にいるか、通勤・帰宅途中か、職場内か、外出先か。それぞれの場所で、まずやるべきことは確認しているでしょうか。
我が家のことを言うと、恥ずかしながら、東日本大震災が発生した頃は確認していたことも、時が経つにつれ、だんだんと防災意識も薄れたせいか確認を怠っていました。先日の地震で、はっとさせられました。やはり、少なくとも一年に一度は家族と、防災グッズや置き場所、災害発生時の連絡方法や避難場所、災害に対する心構えなどを確認する機会を設けなければ!と痛感しました。
地震に対する心構えとして東京消防庁が出している「地震その時10のポイント」を紹介します。このポイントは地震が発生した時の行動を、時系列的に①地震時の行動 ②地震直後の行動 ③地震後の行動 の3つにわけて考えられています。参考にしてみてください。
<地震その時10のポイント>
☆地震時の行動
①地震だ!まずは身の安全を
☆地震直後の行動
②落ち着いて火の元確認 初期消火
③あわてた行動けがのもと
④窓や戸を開け出口を確保
⑤門や塀には近寄らない
☆地震後の行動
⑥火災や津波確かな避難
⑦正しい情報確かな行動
⑧確かめ合おう我が家の安全 隣の安否
⑨協力し合って救出・救護
⑩避難の前に安全確認電気・ガス