相談室便り 2月 「本の字」
冬のオリンピックが終わりましたね。悔し涙、喜びの涙、これ以上ないくらい輝いている顔、はたまた、悄然としている顔……。うれしいにつけくやしいにつけ一緒に涙を流したことが多かったですね。多いと言うより毎日でしたね。みなさんはどうでしたか?
「書の詩人」「いのちの詩人」と呼ばれている相田みつを作品集の、日めくりカレンダーの24日に、「本の字」という詩が出てきました。これを読んだらすがすがしい気持ちになり元気が出てきましたよ。
本の字
本心 本気 本音
本腰 本物
本の字のつくものはいい (出典:「こころの暦『人間だもⅡ』」より)
めくっていって、28日の詩は「そのうち そのうち」でした。「あっ……これ私だ……。みつをさんはうまいこと言うなぁ……」と何だか見られているようで恥ずかしくなりました。
そのうち そのうち
弁解しながら
日がくれる (出典:同上)
さて、青少年のみなさんにおすすめです!一番キツイ今の時期だからこそ、朝のスタートに気合を入れて、「本の字」を大きい声で何回も唱えてみませんか?戒めのために、下の詩も一緒に読むと案外より効果があがるかも知れませよ。