クリスマスが近づいてきました。街ではライトアップや、きれいな飾りつけがそこかしこで見られますね。ついつい心も浮き立ってしまいます。そんなみなさんにお伝えしたいのは、カジノへの依存についてです。なぜ今?とお思いの方は、最後まで読んでみてください。現在の日本では、賭博が刑法で禁止されているため、カジノは違法とされています。しかし、そんなカジノにのめりこみ、やめられなくなってしまう若者が今、急増しているようです。特にオンラインでのギャンブルにお金をつぎ込んでしまう人を「オンラインカジノ依存症」といいます。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、家にいる時間が増えたために、24時間インターネットで手軽にできるオンラインカジノが広がったといわれています。依存の状態が進行すると、高額の借金、盗みを犯してでも、ギャンブルを続けようとしてしまう場合もあります。なぜギャンブルを続けてしまうのでしょう。それは、ギャンブルによって得られる刺激や高揚感などを脳が「良いもの」と認識することで、気分転換になることがあるからです。
ギャンブルなんて関係ないよ、というあなた。スマホゲームの「ガチャ(くじ引き)」で、限定キャラクターやアイテムを手に入れようと、何度も引いてしまうケースも増えているといいます。消費生活センターや、消費者ホットラインが相談にのってくれます。
ギャンブル依存の傾向の強い人は、自身の苦しい生き方や、生きづらさの対処手段としてギャンブルの刺激や高揚感を欲するようになるので、時間や金銭のコントロールが効かなくなり、問題が生じてもやめられなくなることがあります。ギャンブルで悩みを抱えているなら、迷わずに家族や専門機関(精神保健福祉センターなど)に相談してみましょう。
クリスマスにお正月。楽しいイベントが続きます。プレゼントにパソコンやスマートフォンをもらったり、お年玉をもらったりする人もいるでしょう。甘い誘いに惑わされぬよう、インターネットやお金の使い方について注意し、楽しく年を越しましょう。
全国精神保健福祉センターhttps://www.zmhwc.jp/centerlist.html
消費者ホットライン(電話番号) (局番なし)188
(参考)
News Sphere 120ヶ国で合法のカジノ、公営賭博大国・日本で非合法の理由とは? 法制度・道徳の影響 2014.10.16
みんなのマネ活 日本でのカジノ解禁はいつ?有力候補地とIR推進法について 2020.11.14
ワンネス財団 ギャンブル依存症を知る