青少年なやみ相談室

相談室だより

相談室だより5月 5月6日は国際ノーダイエットデー

2021年05月01日 09時00分00秒 | vol151~160

 みなさんはダイエットをしたことはありますか。私は年に何回か、やせ願望と言うより健康維持のためのダイエットに迫られることがあります。実は最近も健康診断で腹囲を測定して愕然としました。これは何とかしなくちゃ!今度こそ!と思い、効果的なダイエット方法を検索していたら、「国際ノーダイエットデー」と言う言葉が目にとまりました。

 みなさんは、「5月6日は国際ノーダイエットデー」ということをご存じでしょうか。「国際ノーダイエットデー」は1992年平成4年にイギリスのフェミニストであるメリー・エヴァンス・ヤングが提唱しました。ダイエットによる健康への影響を訴える日で、無理なダイエットや減量手術などの危険性について多くの人に知ってもらい、肥満による差別をなくすことなどが目的です。

 最近の多くの若い女性は、やせ願望やダイエット指向を持っているとされています。その証拠に本屋さんに行くと、たくさんのダイエット本が並んでいます。食事によるダイエットや運動によるダイエットなど、実に様々です。しかし、偏った食生活や無理なダイエットは、貧血やホルモンバランスの乱れによる体調不良、生理不順などを引き起こす可能性があります。また、極端なやせ願望や肥満恐怖が深刻化すると、摂食障害である拒食症や過食症になる場合もあります。

 拒食症は、太ることを恐れて食物を避けるために極端なやせを伴います。多くは思春期から青年期早期にかけて発症すると考えられています。また過食症は、週に数回・数ヶ月間にわたる過食と、体重増加を防ぐため嘔吐や下剤の使用などの不適切な代償行動の両方が存在し、拒食症よりは発症が遅い傾向があります。

 健康維持のために必要なダイエットもありますが、無理なダイエットややせ願望は病気を招く恐れもあるのですね。健康的な生活のためにも、バランスのとれた食生活と適度な運動を心がけること、そしてストレスを溜めないことが重要なそうです。

 

                             *参考* 雑学ネタ帳 今日は何の日                   

                                  厚生労働省生活習慣病予防のための健康情報サイトe-ヘルスネット


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