🎵瞳を閉じれば あなたが
まぶたのうらに いることで
どれほど 強くなれたでしょう
あなたにとって私も そうでありたい
これは、レミオロメンの「3月9日」の歌詞です。卒業ソングの定番になっているおなじみの曲ですね。
これまでの生活や人への別れ、そして新しい生活への旅立ちが歌われている曲です。この曲を聞くとい
つも、自分にとって「まぶたのうら」にいるその人は、一体誰だろう、と考えます。
親や兄弟、仲間…。
大切なペットや大好きなアーティスト…。
亡くなったおばあちゃん、若くして天国へ旅立った友達…。
過去を振り返ると、つらい時くるしい時に自分の心の支えになった人やものが、誰にでもあるものです。
あなたの人生の中にも「まぶたのうらにいる誰か」が存在しませんか。たとえもう2度と会えない人であった
としても、まぶたのうらにいるその人は、ずっと自分の心を見つめている。その人に恥ずかしくない自分、
認めてもらえる自分、ほめてもらえる自分でありたい。そんな風に考えることがありませんか。
今は相手に誇れるような自分じゃない、と思う人もいるでしょう。でも、その人を思い浮かべる時、自分は
本当はこうありたいんだ、これからこうなりたい、こう頑張る、という素直な願いに気づかされたりします。
「まぶたのうらにいる人」は、今の本当の自分の姿や望みを映し出す「鏡」でもあるわけです。
春の訪れとともに、自分のこれまでの歩みをふりかえる季節でもある3月。自分を支えてくれた人や、その
人がくれたものを思い返し、心の中でその人に語りかけてみてはいかがでしょうか。
新しいスタートにむけて、自分が本当に大切にしたいことが、きっと確認できると思います。
*レミオロメン「3月9日」作詞:藤巻亮太 (2004.3月発売)