先日、「男の子の心と性について」と題する講演を聞く機会がありました。講師は、勤務の傍らテレビ・ラジオへの出演や全国各地での講演で、思春期の性や、エイズ等性感染症予防に関する知識の普及・啓発を精力的に行っている泌尿器科医の岩室紳也先生でした。
この相談室でも青少年の皆さんから、体のことや性のことで悩み相談を受けることがよくあります。そんな時、私たち相談員が頼りにするのはさまざまな解説書ですが、なかでも岩室先生の著書「思春期の性 ~いま、何を、どう伝えるか~ 」がとても参考になっていましたので、とにかくナマのお話しを聞こうと行ってきました。
講演を聞いて、男子の思春期の性は、女子の思春期と同様に悩みが深いことを改めて感じました。それで帰りがけに、岩室先生の「男の子が 大人になるとき」という題名の本を求めてきました。絵本風になっていて読み易くとても分かり易い本です。
……目次はこうです……
◎大人に近づくからだ ◎精 通 ◎男の子のこころとからだのふしぎ
○大人に近づくからだ ○性器のしくみ ○マスターベーション
○変化が起こるのはなぜ? ○射精 ○包茎
○どんな変化が起こるの? ○尿と精液 ○比べてなやもう
○こころの変化 ○夢精 ○ほかの人への気持ち
○女性とのちがい ○愛の反対は無関心 ○なやんだ場合は
○女の子の「月経」って?
思春期まっただ中の中高生の皆さん!
体のことや性のことは、「だいじょうぶ、ぼくだけじゃない」と思い、まわりの誰かに話してみて下さい。
もちろん、私たちの相談室でもOK!ですよ。