青少年なやみ相談室

相談室だより

相談室だより 1月 「ナマケモノにもできるSDGs!」

2023年01月01日 09時00分00秒 | vol.171~180

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

   私は新年を迎えると必ずやることの一つに、その年の目標をたてることがあります。今年の目標は「意識してSDGsに取り組むこと」にしました。

    SDGsはみなさんご存じのとおり2015年国連で決めた「2030年までに達成すべき国際社会共通の17の目標」です。今年はちょうどその中間地点にあたります。朝日新聞社が2021年12月に実施した第8回SDGs認知度調査によれば、全世代の認知度は76%に達し社会にまんべんなく浸透している結果となりました。とりわけ岩手県は86%を超え全国的に見ても高い水準にあります。その一方で「特に取り組むことは考えていない」が47%と、言葉は知っているものの自分事として取り組むことへの意識は低いと言った印象です。

    さてSDGsを自分事として捉え日々の生活の中で私たちは何ができるのでしょうか。国連では「持続可能な社会のためにナマケモノにもできるアクション・ガイド」という日常生活でできるSDGsの行動をわかりやすくまとめたガイドを公開しています。ガイドはレベル1~4まであり、レベル1では「ソファに寝たままできること」をレベル2では「家にいてもできること」をレベル3では「家の外でできること」をレベル4では「職場でできること」を紹介しています。私はまずはレベル1~3の中から自分にできることに取り組もうと思っています。たとえばレベル2の中に「ドライヤーや乾燥機を使わずに、髪の毛や衣服を自然乾燥させよう。衣服を洗う場合には、洗濯機の容量をフルにして使おう!」という行動が紹介されています。これなら今日からでも取り組めそうですね。

    SDGsは世界を変えるための壮大な目標で、自分が関わることのできる話ではないような気がするかもしれませんが、私たちの日常生活の中ですごく簡単に取り組める行動もあるのです。私たちみんなで実践すれば世界が大きく変わることを信じて、今年一年取り組んでみようと思います。

   みなさんもいかがですか。ナマケモノにもできるSDGs!

 

 

 

<参考>

SDGs認知度調査第8回報告.朝日新聞.2022‐02‐14,朝日新聞デジタル,htts://miraimedia.asahi.com(参照2022-12-19).

持続可能な社会のためにナマケモノにもできるアクション・ガイド.国連広報センター.2018‐12.


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