遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

七草の歌

2019-01-07 16:14:50 | 日記
平成31年1月7日(月)

七草の歌(七草ばやし):わらべ歌

七日の早暁に、


「七草なずな 唐土の鳥と日本の鳥と渡らぬ先に
 七草なずな、ストトントント」
と、囃ながら大きな音を立てて、七草を俎板の上
で叩きながら刻んでいった。

七草の由来
中国の「荊楚歳時記」に、「正月七日を人日と
なす。七草を以って羹(あつもの)を為る」と
在る。 これが日本の七草粥の起源とされる。
 ※羹(アツモノ)はとろみのある汁物の事
農作物の邪気を払い、これを食べると万病には
掛らないと言われている。
又、冬の野菜の少ない時節に七草は貴重な植物
であった(ビタミン、ミネラルの補給源)

セリ


ナズナ


ゴギョウ


ハコベラ


ホトケノザ


スズナ(蕪)


スズシロ(大根)


七草を覚えるのに、「五、七、五、七、七」の
リズムに乗って覚える方法を、親から子へと
伝えられている。

セリ、ナズナ(五) ゴギョウ、ハコベラ(七)
ホトケノザ(五) スズナ、スズシロ(七)
これぞ七草(七)と謳う様に覚える。

七草の意味
芹(セリ): 何事にも競り勝つ
薺(ナズナ) : 撫でて汚れを落とす
御形(ゴギョウ): 仏身
繁縷(ハコベラ):いつの世も繁栄がはびこる
仏の座(ホトケノザ): 字の如く仏の座
菘(スズナ、蕪): 神を呼ぶ鈴
蘿蔔(スズシロ、大根):汚れのない清白

七草粥を食べて、正月の胃もたれを治そう、、、


今日の1句

名も知らぬ七草の畔歩きをり    ヤギ爺