遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

みその日

2019-01-30 16:36:43 | 日記
平成31年1月30日(水)

今日は味噌の日


八丁味噌、カクキュー

毎月30日は「みその日」、三十をみそと
語呂合わせで読み、全国味噌工業協同組合
により、1982年(昭和57年)9月に
制定された。

味噌には様々な栄養素含まれ「医者いらず」
という言い伝えがあるとか、、、、。
日本の長寿大国は、一つには日本人の食文化
に味噌が在る事も要因と考えられる。



仕込み風景(人形)

赤味噌と白味噌の違いは、
味噌は大豆を原料とするが、その使用工程
により、大豆を茹でる際に大豆に含まれる
アミノ酸がお湯に溶け出すため味噌が白く
なる。
一方で赤味噌は蒸して作られ、アミノ酸が
加熱された時に、褐色物質のメイラード
反応を起こし、味噌が褐色(赤色)となる。

味噌は1200年頃中国より伝わり、
豆、麦、酒、塩等を発酵させた「ひしお」
という食材が伝来したと在る。
鎌倉時代には武家社会で食べられ、室町
時代には一般庶民に広まったとの事。

私の住む尾張(名古屋)地方では赤味噌
八丁味噌が食べられる。
八丁味噌は、愛知県岡崎の八丁という村
で創られたとの記述がある。
(岡崎城から八丁西へ行った所)


宮内省ご用達の看板


味噌樽(木製)

2年前、俳句の吟行で岡崎市を訪ねた際
「カクキュウー」という八丁味噌の蔵元
を見学した。
1645年(正保2年)岡崎在住の
早川久右衛門家が当地で味噌の製造を
したのが始めとされる。

名古屋地方の赤味噌文化は、何にでも
赤味噌を付けて食べる様で、、、

味噌汁(赤だし)


味噌おでん


味噌煮込みうどん


味噌カツ(矢場とん)

味噌汁は基より、味噌煮込みうどん、
おでん、味噌カツ、味噌漬け等々、
独特の甘辛い風味が堪らない、、、


今日の1句

味噌蔵の寒さ厳しき仕込み樽   ヤギ爺