遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

稀勢の里の引退

2019-01-16 17:12:55 | 日記
平成31年1月16日(水)

横綱稀勢の里引退


今朝(1月16日)、横綱稀勢の里が引退した。
横綱在位僅か12場所のアッケない幕引き、、
短命であった。

2017年初場所、14勝1敗で優勝、



場所後、日本人19年振りの横綱の誕生となった。
白鵬、日馬富士、鶴竜等モンゴル勢が席捲する中
孤軍奮闘、待望の横綱誕生に日本中がフィーバー

続く春場所(3月)13日目横綱日馬富士戦で
左肩を負傷、14日目鶴竜に敗れ万事休す、、
千秋楽の優勝決定戦で大関照の富士(モンゴル)
に勝ち、優勝決定戦でも照の富士に勝ち、、
連続優勝を、、、、

その後8場所連続休場(途中休場を含む)で
ワースト記録更新(それ迄貴乃花の7場所)
連敗記録8個、など不名誉な記録が、、、
横綱在位12場所通算、36勝36敗97休、

モンゴル勢全盛の時代、、、
「生真面目、我慢強く、、」絶大の人気を得
たが、それがために2年前の春場所の怪我が
を押し切っての奇跡の優勝を果たしたが、、
ムリが祟り、その代償を大きく、、、、
今日の引退を早めた様である。
連日、何も語らず、黙々と土俵に上がる姿は
真面目さ故、哀れでとても悲しい、、、
誰か、早く止めてあげて欲しかった、、、、


想えば、かの「貴乃花」も過って同じ道を、
13年の春場所千秋楽、前日の大怪我から
無理やり出場し、横綱武蔵丸を優勝決定戦で
破り、優勝した。
この時の、両眼を見開いた「鬼の形相」は今
でも忘れられない、、、
この後、貴乃花は7場所連続休場し、引退
となった。

横綱とは、絶対負けられない、綱の重さと
責任の重さがある。
総ての力士を代表する存在であり、その地位
に相応しい、人格と抜群の力量が要求され、
降格は許されず現役引退にて地位を下りる。

ご苦労様でした、ゆっくり休養して下さい。


今日の1句

初場所や綱の重たきけじめかな   ヤギ爺