令和2年4月12日(日)
蕨 餅 : わらびもち
カミさんが食料品の買い出しに出かけ、、
「わらび餅在ったので、買って来たヨ、、」
「ん、、」今は年中スーパー等に出回ってる様だ。
夏の食べ物と思っていたが?(春の季語である)
わらび餅は、蕨の根茎から採った澱粉を練って蒸し、
葛餅のように黒蜜と黄な粉をまぶして食べる。
昔から、茶店などでだされていた。
東海道の日坂宿(現、静岡県掛川市日阪)の名物と
して知られる。
私の母は掛川の出身で、里帰りした帰りには必ず
茶とわさび、それに「わらび餅」を土産とした。
奈良や京都などにはわらび餅の名店多くあり、
京都では餡の入ったものが親しまれている様だ。
蕨の澱粉は大量には採れなく高価なため、昨今では
他の澱粉(芋、タピオカ、葛等)を混ぜ代用する。
わらび餅の作り方は、
わらび粉に水と砂糖を加えて練る。
火にかけてドロドロにして常温で10分程冷す。
冷蔵庫で冷やすと澱粉が老化して、再び固くなって
しまうので、トレハース(ブドウ糖が二分子結合
した糖分)を加えると良いそうだ。
多くのデンプン系の食品にはトレハースが含まれて
いる。
以前、初夏になると「わらび餅」の移動販売が来た。
「ワーラービー餅、冷っこくてオイシイヨ、、」
最近では余り聞かれなくなった、、、
(年中、何処でも売られている様だ)
今日の1句
引き籠りわらび餅喰ふ寂寥と ヤギ爺
※寂寥: せきりょう、もの寂しい様