令和2年4月19日(日)
ルピナス : 昇り藤、立藤草
マメ科ハウチワマメ属の多年草植物、
原産は北アメリカを中心に約300種ある。
葉は掌状に分裂する。花穂は50~60cm
丈は70cm程になる。
花は紫色又は白色だが、今ではトリドリの色がある。
総状に配列し、藤の花を逆さに立てた様な外見から
「昇り藤」「立藤草」とも呼ばれる。
ルピナスの名前は、ラテン語の「オオカミ」を意味
する「ループス」に由来する。
日本の植物学者、牧野富太郎氏は「どんな土地でも
育ちその逞しさからオオカミを連想させる。
亦、塚本洋太郎氏は「ルピナスは大地を破壊すると
畏怖され、そこから狼が連想された」と推定。
ルピナスは実際吸肥力が非常に強い特徴が、貪欲な
狼に似たと捉えられる。
耐寒性が強く見事な花を天に向かい咲かせるが、
以外にも暑さには弱く、温暖な気候の土地には合わ
ない様である。
その花を始めて見たのは、十数年前に北海道を訪れ
た際、、、確か6月の初め頃で在ったが、富良野の
ラベンダーを観ようとしたのだがこの年は寒かった
のか、ラベンダーは2,3部咲き、、、、、
その奥に、色とりどりの棒状の花が天に向かい、、
咲き誇っていた。係の人に「ルピナスです」と、、
それは見事で、、、今でも確り記憶に残る花である。
名古屋では丁度今頃、平針農業センターには一面の
ルピナス畑が在る。
今年は、新型コロナウイルスの影響で、残念ながら
休園中である。他にも東山植物園などにも見られる
のだが、、、何時まで続くコロナ騒動、、、、、、。
ゴールデンウイークも何処へも出かけられず、
ストレスは溜まる一方である。 辛抱、辛抱、、、
今日の1句
ルピナスや暴利貪る人ならず ヤギ爺