令和2年4月28日(火)
蛍烏賊 : ほたるいか、まついか
ホタルイカモドキ科の軟体動物
胴長5~7cmの小さな烏賊で、身体の各部に
多数の発光器がある。
深海に生息し、晩春(3~6月)の産卵期には
浅海に近づき浮上して、海面に青く美しい光を
明滅させる。
富山湾の滑川や魚津の海岸に多く、蛍烏賊遊海
は国の天然記念物に指定されている。
触手の先には3個の発光器が付いて居り、何かに
触れると発光する。敵から逃げる為とされる。
身体の表面には、腹部(海底側、下部)に細かな
発光器があり、下側から見る敵を光で攪乱して、
その隙に逃げるためのものとされる。
背面(海面側、上部)には発光器はない。
漁獲量は兵庫県の山陰部が最も多く、次いで富山
湾であるが、富山湾では毎年この時期に、観光船
を出し「蛍烏賊漁」を眞近で見せ、食べさせる事
を目玉として居たが、「新型コロナウイルス」の
影響で、今年は自粛している。
観光船、今年は営業自粛中、、
また、毎年4~5月頃に富山湾沿岸で「ホタルイ
カの身投げ」と言われる現象がみられる。
大量の蛍烏賊が、夜中から明け方にかけ波打ち際
に打ち寄せる。青い光が現象的で、それを見に来た
人達が、砂浜や岸壁等から掬い上げる、、、、。
食用として、近年で冷凍処理された「生食用」が
店頭に出回るようになり、生食(おろし生姜)
酢味噌和え、ぬた(味噌和え)、炒め物、煮物
天婦羅、佃煮等と色々、楽しめる。
酢味噌和え
ぬた(味噌和え)
炒め物
早速今晩、定番の酢味噌和え等、、、、、、、
今日の1句
幻想の身投げの磯の蛍烏賊 ヤギ爺