令和2年6月9日(火)
楊 梅 : 山 桃
楊梅は、ヤマモモ科の常緑高木で、暗地の山地に
自生する、雌雄異株。高さは15m以上にもなる。
葉は艶のない深緑色で10cm程の長楕円形で、
枝先に互生する。
4月頃、数珠つなぎに小さな桃色の4弁の地味な
花を咲かせる。
6月頃になると黄色の実を付け、やがて赤色から
徐々に黒みを帯びて暗赤色に熟する。
実の表面に粒状の突起が密生する。突起には艶が
あり、小粒のビーズを散らした様にみえる。
日本では関東以南の山地に多く自生するが、
緑化の為に各地で植樹され、現在では公園や街路樹
として、亦、農産物として品種栽培されている。
ヤマモモの実は、鳥やリス、サル等が好んで食べる。
その実は甘酸っぱく、人々の生食として、ジャムや
缶詰め、リキュール酒、飲料水等も出回っている。
樹皮は「楊梅皮」という生薬として、消炎作用があり
筋肉痛、腰痛等に効能があるとされる。
何時もの様に埠頭公園を散策、「海紅豆」の花が色
付きはじめた、見ず知らずの方がすれ違いざまに、
「この先にヤマモモがいっぱい熟れてますヨ!」と
教えてくれた。
先週は未だ黄色や赤い実が覗いていたが、、、
実は赤く熟れ、木の下には鳥が啄んだ実や、自然に
落ちた実等は彼方此方に散乱していた。
そろそろ食べ頃であろうか、、、、、、、
以前、カミさんの友人から手作りジャムを頂いた
事があった、、、、
今日の1句
何気なく楊梅教へすれ違ひ ヤギ爺