令和2年6月23日(火)
沖縄全戦没者追悼式
今年の「沖縄全戦没者追悼式」は、新型コロナウイルス
の影響で、参列者のコロナウイルス感染症拡大を防ぐ
為、式典の参列者は沖縄県内の招待者のみとなった。
安倍首相を始め、広島市の松井市長、長崎市の田上市長
等はビデオメッセージにより「国際平和」を呼びかけた。
正午、参列者による1分間の「黙とう」をした。
沖縄県の玉木知事による「平和宣言」
「戦争終結75周年の節目の時、再び同じ過ちを繰り返さ
ない、繰り返させないために、戦禍の教訓を正しく次世代
へ、世界平和を世界に発信し、共存することを願う、、、
県民の努力により目覚ましい復興を遂げたが、尚沖縄の
狭い国土面積(0,6%)の中に米軍基地の70%超が
沖縄に存在する。、、大浦湾には絶滅危惧種262種を
含む5300種類もの生物がある。この豊かな自然を
次世代に残さなければならない、、、、、
また、2007年に創設した「沖縄平和賞」の第一回の
受賞者の中村哲先生が昨年、赴任先のアフガニスタンで
凶弾に倒されました。先生の言葉に「平和とは三度のご飯
が食べられ、家族が穏やかに暮らせること」自ら率先し、
武器を農具に変え、大地を緑にする、、そんな中でのテロ
世界では今も戦争の脅威に曝され、貧困、飢餓、環境破壊
等、人権にたいする暴力が止まない、、、、、
ここ平和公園には「平和の礎」あり、国、人種の差別なく
誰もが訪れる事が出来ます。また園内の「平和の火」は、
原爆被災地の広島や長崎市からの平和の火と沖縄の慰霊火
とを合わせ灯されています、、、、
国連の提唱する「人間安全保障」の実現に向け、核兵器の
廃絶、戦争放棄、恒久平和のために総力を挙げて取り組ん
で参ります、、、、、」
沖縄県立首里高校3年の高良朱香音さんの「平和の詩」
「あなたがあの時」の朗読があった。
当時を生きた人々の思いを、戦争体験を想像して詩を
我々一人一人に訴えかけるように語りかけた。
「あの時あなたのお母さんが、あなたを助けてくれた、、
あなたが少女に白旗を持たせたあの時、彼女は真直ぐに
白旗を掲げた。少女は助かった、、、、
ありがとう、、、あの時あの人を助けてくれたお陰で
私は今ここにいる、、、あなたがあの時前を見続けて
くれたおかげで この島は今ここにある、、、、、、」
私は忘れない、平和を求める仲間として 」
この後、安倍総理からの平和へのビデオメッセージが
会場に流れた。
何時もの様に何時ものメッセージ、、、、、
追伸、
この7年間、「沖縄県民に寄り添い負担軽減に全力で
取組んで参ります」と仰るが、何一つ県民の意向が、
取り入れられない。米軍からはホイホイと言いなりで
軍備を買い込みながら、日本(沖縄県民)からの要望
は、何一つアメリカに言えず進展せず、、、、、
先日、北朝鮮拉致被害者の横田さんがお亡くなりに
なった折りにも「積極的にこの問題に取り組んで参り
ます」と述べたが、7年間一度も自ら北朝鮮を訪れる
事もなく、此処でも米国頼み? 本当に真剣に取組ん
でいる、、、、、?(何時ものパフォーマンスだけ)
(画像はNHKTV,沖縄全戦没者追悼式より、引用)
(中日新聞夕刊の一面)
今日の1句
梅雨戻りあなたあの時慰霊の日 ヤギ爺