遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

沖縄慰霊の日

2020-06-23 16:46:13 | 日記

令和2年6月23日(火)

沖縄全戦没者追悼式

今年の「沖縄全戦没者追悼式」は、新型コロナウイルス

の影響で、参列者のコロナウイルス感染症拡大を防ぐ

為、式典の参列者は沖縄県内の招待者のみとなった。

安倍首相を始め、広島市の松井市長、長崎市の田上市長

等はビデオメッセージにより「国際平和」を呼びかけた。

正午、参列者による1分間の「黙とう」をした。

沖縄県の玉木知事による「平和宣言」

「戦争終結75周年の節目の時、再び同じ過ちを繰り返さ

ない、繰り返させないために、戦禍の教訓を正しく次世代

へ、世界平和を世界に発信し、共存することを願う、、、

県民の努力により目覚ましい復興を遂げたが、尚沖縄の

狭い国土面積(0,6%)の中に米軍基地の70%超が

沖縄に存在する。、、大浦湾には絶滅危惧種262種を

含む5300種類もの生物がある。この豊かな自然を

次世代に残さなければならない、、、、、

また、2007年に創設した「沖縄平和賞」の第一回の

受賞者の中村哲先生が昨年、赴任先のアフガニスタンで

凶弾に倒されました。先生の言葉に「平和とは三度のご飯

が食べられ、家族が穏やかに暮らせること」自ら率先し、

武器を農具に変え、大地を緑にする、、そんな中でのテロ

世界では今も戦争の脅威に曝され、貧困、飢餓、環境破壊

等、人権にたいする暴力が止まない、、、、、

ここ平和公園には「平和の礎」あり、国、人種の差別なく

誰もが訪れる事が出来ます。また園内の「平和の火」は、

原爆被災地の広島や長崎市からの平和の火と沖縄の慰霊火

とを合わせ灯されています、、、、

国連の提唱する「人間安全保障」の実現に向け、核兵器の

廃絶、戦争放棄、恒久平和のために総力を挙げて取り組ん

で参ります、、、、、」

 

沖縄県立首里高校3年の高良朱香音さんの「平和の詩」

「あなたがあの時」の朗読があった。

当時を生きた人々の思いを、戦争体験を想像して詩を

我々一人一人に訴えかけるように語りかけた。

「あの時あなたのお母さんが、あなたを助けてくれた、、

あなたが少女に白旗を持たせたあの時、彼女は真直ぐに

白旗を掲げた。少女は助かった、、、、

ありがとう、、、あの時あの人を助けてくれたお陰で

私は今ここにいる、、、あなたがあの時前を見続けて

くれたおかげで この島は今ここにある、、、、、、」

私は忘れない、平和を求める仲間として 」

この後、安倍総理からの平和へのビデオメッセージが

会場に流れた。

何時もの様に何時ものメッセージ、、、、、

追伸、

この7年間、「沖縄県民に寄り添い負担軽減に全力で

取組んで参ります」と仰るが、何一つ県民の意向が、

取り入れられない。米軍からはホイホイと言いなりで

軍備を買い込みながら、日本(沖縄県民)からの要望

は、何一つアメリカに言えず進展せず、、、、、

先日、北朝鮮拉致被害者の横田さんがお亡くなりに

なった折りにも「積極的にこの問題に取り組んで参り

ます」と述べたが、7年間一度も自ら北朝鮮を訪れる

事もなく、此処でも米国頼み? 本当に真剣に取組ん

でいる、、、、、?(何時ものパフォーマンスだけ)

(画像はNHKTV,沖縄全戦没者追悼式より、引用)

 

(中日新聞夕刊の一面)

 

今日の1句

梅雨戻りあなたあの時慰霊の日     ヤギ爺