令和2年6月25日(木)
鈴 蘭 : 君影草
ユリ科の多年草
北海道や朝鮮半島の山野に大群生が見られる。
葉は蘭に似て大きく、6月頃に葉の間から花茎
を伸ばし、芳香のある白色短鐘状の小花を総状
に付け下垂する。
鈴に似た可憐な花で、清純な香りは他の花では
求められない。
鈴蘭の異称の「君影草」の由来は、
草の葉に隠れてひっそりと花を咲かせる姿を、
男性の影に隠れて寄りそう古き日本女性の
イメージを重ねて。亦、頭を下げ愛しい人を
待つ姿を連想したともいわれるが、、、
この見た目の可憐さとは別に、鈴蘭は有毒物質
を花や根に多く持つ。
これを摂取した場合には、嘔吐、頭痛、眩暈や
時には心不全、心臓麻痺等から死に至る事も
あるといわれる。
また、「ギョウジャニンニク」に外見が似て居
り、誤って誤食して中毒を起こす事も在る。
ギョウジャニンニク
鈴蘭を活けた水を飲んでも中毒を起こすと言わ
れ、注意が必要である。
すずらん : ロシア民謡
日本語の詞 : ダークダックス
ある夏の夜 しずかな森を
ひとり歩くとき
いずこともなく ただようその香
すずらんの花よ
ランデイシー ランデイシイー
やさしい乙女よ
ランデイシー ランデイシー
君こそ
歌声喫茶が一斉風靡していた頃のロシア民謡
の一つ。暮れの「紅白歌合戦」でも度々披露
された。
他に「ボニージャックス」等が歌い知れ渡った。
今日の1句
鈴蘭の卓長雨の気にならず ヤギ爺