遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

立 冬

2020-11-07 16:21:12 | 日記

令和2年11月7日(土)

立 冬 : 冬に入る、今朝の冬

二十四節気の一つ。 

「霜降」後15日で、太陽の黄経が225度に達する時

陰暦では10月だが、陽暦では11月7日頃

これから冬に入るわけだが、この頃になると一日一日と

日差しも弱まり、日の暮れも早くなって、冬の季節風も

吹き始めてくる。

「神なづき降りみ降らずみ定めなき時雨ぞ冬の始まりなり

ける」(詠み人知らず:後撰集)等の和歌がある。

現代にも歌人、宮柊二(日本晩歌)の「あたらしく冬きた

りけり鞭のごとく幹ひびき会ひ竹群はあり」と在り、詩人

の高村幸太郎には「きっぱりと冬が来た」という、一行で

始まる詩があるが、その様に或る緊張感を持って季節の折

り目をはっきりと感じさせるのが「立冬」である。

(新日本大歳時記:冬、綾部仁喜氏の記述より、引用)

 

立冬の今日(11月7日)は、昼前から雨が降り出して、

「、、定めなき時雨ぞ冬の始りなりける」は、正に立冬を

思わせる様な寒い朝を迎えた。

気温も上がらず、日中の最高気温も15,6度とか、、、

午後、玄関で「コトリ、」と音がした様で、慌てて見に

行くとドアの外側に「宅配便」が届いて居た。

辺りを見回すが誰も居ず、、、、、

最近、アマゾンでは忙しいのか黙って荷を置いて行く。

一声かけるか、ドアフォンを押す事くらい出来ぬのか?

(アマゾン指定の宅配荷預かり所は、遠すぎる)

 

カミさん、「今夜は寒いのでシチューにします、、」と

買物に出掛けた。

クリーム・シチュー

枝豆ご飯

 

そう言えば、先ほどラジオで「今日は立冬です、、、、

京都では毎年この時期になると京菜の「聖護院かぶら」

の千枚漬けを立冬の頃から漬け始める様だ」との情報が。

カブを千枚と言われる程薄く切り、樽に漬け込むもので、

これから翌年の3月頃までが期間限定との事。

そうだよ、正月の膳には欠かせない味だ、、、、、、

 

 

今日の1句(俳人の名句)

凪ぎわたる地はうす眼して冬に入る   飯田 蛇笏