令和2年11月7日(土)
立 冬 : 冬に入る、今朝の冬
二十四節気の一つ。
「霜降」後15日で、太陽の黄経が225度に達する時
陰暦では10月だが、陽暦では11月7日頃
これから冬に入るわけだが、この頃になると一日一日と
日差しも弱まり、日の暮れも早くなって、冬の季節風も
吹き始めてくる。
「神なづき降りみ降らずみ定めなき時雨ぞ冬の始まりなり
ける」(詠み人知らず:後撰集)等の和歌がある。
現代にも歌人、宮柊二(日本晩歌)の「あたらしく冬きた
りけり鞭のごとく幹ひびき会ひ竹群はあり」と在り、詩人
の高村幸太郎には「きっぱりと冬が来た」という、一行で
始まる詩があるが、その様に或る緊張感を持って季節の折
り目をはっきりと感じさせるのが「立冬」である。
(新日本大歳時記:冬、綾部仁喜氏の記述より、引用)
立冬の今日(11月7日)は、昼前から雨が降り出して、
「、、定めなき時雨ぞ冬の始りなりける」は、正に立冬を
思わせる様な寒い朝を迎えた。
気温も上がらず、日中の最高気温も15,6度とか、、、
午後、玄関で「コトリ、」と音がした様で、慌てて見に
行くとドアの外側に「宅配便」が届いて居た。
辺りを見回すが誰も居ず、、、、、
最近、アマゾンでは忙しいのか黙って荷を置いて行く。
一声かけるか、ドアフォンを押す事くらい出来ぬのか?
(アマゾン指定の宅配荷預かり所は、遠すぎる)
カミさん、「今夜は寒いのでシチューにします、、」と
買物に出掛けた。
クリーム・シチュー
枝豆ご飯
そう言えば、先ほどラジオで「今日は立冬です、、、、
京都では毎年この時期になると京菜の「聖護院かぶら」
の千枚漬けを立冬の頃から漬け始める様だ」との情報が。
カブを千枚と言われる程薄く切り、樽に漬け込むもので、
これから翌年の3月頃までが期間限定との事。
そうだよ、正月の膳には欠かせない味だ、、、、、、
今日の1句(俳人の名句)
凪ぎわたる地はうす眼して冬に入る 飯田 蛇笏