遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

梨をいただく

2020-11-13 16:14:11 | 日記

令和2年11月13日(金)

梨を頂く

梨の新種の「王秋」を頂いた。

農林水産省の品種データによると

果実の大きさは極大:現物は直径10cm、高さ12cm

果皮色 : 黄褐、果点の大きさ、密度:中

果面の粗滑は滑らか、粗蜜は蜜、切り口の褐変は中、

果肉色:雪白、硬さは軟、、果汁の多少は多

甘味は高い、酸味」は強、香気は中、種子は卵形

開花時期は5月頃で、成熟期は育成地により多少の差はある

が、10月上旬~11月。果実の貯蔵性は長い。

 

ここ数年、梨の「愛宕」(巨大品種)を頂いていたが、

今年は「王秋」という品種の梨が届いた。

「幸水」等より大きく、愛宕より小さい。

箱を開けるととても上品な香りがする。

早速、供えた後に頂く

果肉は白く緻密でとても瑞々しく、歯ざわりが好い。

甘味と酸味が在り、さっぱりと上品な味わいがする。

贈答品として、今最も人気が高い梨の様だ。

主な産地は鳥取県が最も多く、次いで福島県、大分県

高知県等、、、今回頂いた岐阜県でも生産されている。

10月下旬から12月が最盛期で、贈答用に1月頃迄

長期保存が可能で、暖房を入れなければ室内で1ヵ月、

冷蔵庫に保存する時、ビニール袋等で密閉すれば3月

は持つそうである。

在来の地梨は、皮に梨地の斑点が鮮明にあり、黄銅色

で皮も硬かった。二十世紀梨は在来の特性を僅かに残

るが、皮は薄くやや緑がかり、果肉は白く水分も多く

甘い。芳香もある。

最近では品種改良も盛んで、子供の顔程ある大きな

「愛宕」等、年々品種も豊富で依り美味しい梨が出廻

っている。 「王秋」もその一つであろう。

梨は「有りの実」とも言われ、「何事もなし」と縁起

物としての贈答品も多くなっている。

 

今日の1句

王秋てふ新種の梨に目尻下げ    ヤギ爺