令和2年11月13日(金)
梨を頂く
梨の新種の「王秋」を頂いた。
農林水産省の品種データによると
果実の大きさは極大:現物は直径10cm、高さ12cm
果皮色 : 黄褐、果点の大きさ、密度:中
果面の粗滑は滑らか、粗蜜は蜜、切り口の褐変は中、
果肉色:雪白、硬さは軟、、果汁の多少は多
甘味は高い、酸味」は強、香気は中、種子は卵形
開花時期は5月頃で、成熟期は育成地により多少の差はある
が、10月上旬~11月。果実の貯蔵性は長い。
ここ数年、梨の「愛宕」(巨大品種)を頂いていたが、
今年は「王秋」という品種の梨が届いた。
「幸水」等より大きく、愛宕より小さい。
箱を開けるととても上品な香りがする。
早速、供えた後に頂く
果肉は白く緻密でとても瑞々しく、歯ざわりが好い。
甘味と酸味が在り、さっぱりと上品な味わいがする。
贈答品として、今最も人気が高い梨の様だ。
主な産地は鳥取県が最も多く、次いで福島県、大分県
高知県等、、、今回頂いた岐阜県でも生産されている。
10月下旬から12月が最盛期で、贈答用に1月頃迄
長期保存が可能で、暖房を入れなければ室内で1ヵ月、
冷蔵庫に保存する時、ビニール袋等で密閉すれば3月
は持つそうである。
在来の地梨は、皮に梨地の斑点が鮮明にあり、黄銅色
で皮も硬かった。二十世紀梨は在来の特性を僅かに残
るが、皮は薄くやや緑がかり、果肉は白く水分も多く
甘い。芳香もある。
最近では品種改良も盛んで、子供の顔程ある大きな
「愛宕」等、年々品種も豊富で依り美味しい梨が出廻
っている。 「王秋」もその一つであろう。
梨は「有りの実」とも言われ、「何事もなし」と縁起
物としての贈答品も多くなっている。
今日の1句
王秋てふ新種の梨に目尻下げ ヤギ爺