遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

常盤山樝子

2020-11-08 16:23:37 | 日記

令和2年11月8日(日)

常盤山樝子 : ときわさんざし

バラ科、ピラカンサ属の常緑低木

南ヨーロッパ、小アジア原産で、日本には江戸末期

薬用として小石川薬草園へ、明治中期頃には生垣等

として普及し始める。

木の高さは1~3m位、時に5mを超える物も。

葉は楕円形ないし倒披針形で枝端は棘となる。

棘が鋭い

 

花期は4~5月頃で、白く小さな花(1cm程)を付け、

11月頃に球形の果実が真っ赤に熟し、翌年の

1月末頃まで実を付けている。生垣や盆栽等に適する。

大暑性、耐寒性に強いが、東北や北海道等の冬場に

凍てつく所では地植えは不向きである。

近縁種には、タチバナモドキがある。秋に黄橙色の実

を付ける。

タチバナモドキ

 

毎年この時節になると、ご近所の軒先にピラカンサの

赤い実が溢れる様に垂れ下がり、時折ヒヨドリ等が

顔を覗かせ、囀りが聞こえる。

花の無い季節、この真っ赤に熟した実は緑の中で、

目に鮮やかで、和ませてくれる、、、、、

 

今日の1句

溢るるは常盤山樝子冬に入る    ヤギ爺