令和2年11月15日(日)
柳家緑君独演会へ行く
第4会、柳家緑君独演会が大須演芸場で開催された。
ご当地名古屋出身の落語家で毎年春秋の2回、春は
名古屋城本丸御殿で開催(今年は新型コロナウイル
スの影響で中止)、この時期には大須演芸場で催さ
れる。
柳家緑君は、名人柳家小さんの血筋を引く柳家花緑
一門で話芸を修めている。古典の人情噺を得意とす
が、滑稽噺も身振り手振りを混じえ客席を沸かせる。
一門の大先輩である人間国宝の柳家こさんじ師匠の
マクラ(落語導入部の小話)も師匠譲りで達者。
昼食を済ませ、カミさんと二人早々に家を出て大須
観音へ向かう。 境内はコロナの所為か、人は疎ら
観音を出て万松寺商店街へ入る。
途端に人出は多くなり、雑踏の中暫く進み、右手を
折れると大須演芸場がある。 未だ人影は無く(会
場2時30分)、商店街をぶらつく、、、、、
人が溢れ、食べ歩きをする人、人気店の前には食物
(タピオカ、カバブ、串揚げ等)を買い求める客が
並んでいる。此処ではすっかりコロナを忘れている
様だ。さすがにマスクを付けぬ人は居ないが、、、
唯、店の前に並ぶ椅子に座り食事を採る人や食べ歩
く人はマスクをずらしている。(コロナ大丈夫?)
店頭には「食べ歩きOK」の掲示がどの店にも在る。
(日本の各地では」「コロナの第三波」にくれぐれ
も注意して下さいのお触れは在ったが、、、、)
時計を眺め、急ぎ演芸場へ戻る事にする。
大須演芸場前には人が集まり始め、、、、
やがて開場となった。
入口で係の方から検温、消毒を促される。
入場すると、柳家緑君の「絞り染手拭い」が配られる。
来秋「柳家緑君、真打昇進」の祝いだそうだ。
話芸も人格も立派な方だが、頼れる親兄弟の脛は無く
この世界苦労も多く、よく頑張って来られた。
今回はコロナ過で、入場制限が在り(50名予約限定)
昨季より,人出が少なく甚だ残念な気がする。
次回は演目の「茗荷屋」「四段目」(蔵丁稚)「五貫
裁き」(大岡裁き)の紹介をしたい。
今日の1句
コロナ過に食べ歩きせる小春かな ヤギ爺