令和2年11月24日(火)
枯 葉
枯れた草木の葉、茎に付いた葉と地上に落ちた葉の
双方をさす。
朽ち葉とは異なり、乾燥した葉の枯れ色と枯れ具合
その特有の乾いた音に寂寥感が漂う。
先日、公園の落葉掻きを行ったばかりであるが、、
落葉はお構いなし、次々に降り止まず、未だ公園の
樹木の半分位が色を変えながら、飛び立つのを待っ
ている様だ。
街路では土木事務所の方々であろうか、枯葉の収集
作業に追われている。彼等には気の毒な気がするが
今しばらくは、枯葉道の散策を楽しみたい。
この時節になると、ふと思い出すコノメロデイ、、、
枯 葉(The Autumn Leaves)
1945年の作品
作 詞 : ジャック・プレヴェール
作 曲 : ジヨゼフ・コズマ
第二次世界大戦後に出来た曲で、世界的に有名な
シャンソンのスタンダード
1946年に制作された、マルセル・カミユ監督の
映画「夜の門」の挿入歌として用いられた。
劇中で、当時新人歌手だったイヴ・モンタンが唄う
ものの、余りパッとしなかった。
その後、当時の人気歌手ジュリエット・グレゴが唄
い大ヒット、世界中に弘まった。
1940年代の後半から、1950年代にかけて、
世界中にこの歌が広まり、スタンダード曲となる。
アメリカに伝わると、当代のスター歌手が競って
この歌を唄った。
ビング・クロスビー(1950年)、ナット・キン
グコール(1952年)等が唄う。
ナット・キングコール
フランク・シナトラ
ドリス・デイ
以降、フランク・シナトラやドリス・デイ等が唄い
ジャズのスタンダード・ナンバーとなった。
スタン・ゲッツ、ビル・エバンス、キャノンボール
アダレイ等どのジャズバンドも競って演奏し、レコ
ーデイングした。
ビル・エバンス
日本へは1951年に、シャンソン歌手の高英男が
パリ留学の折りに、日本へ伝へ、淡谷のり子等に歌い
継がれる。
日本語の訳詞では、岩谷時子による歌詞が最も有名で
越路吹雪、芦野宏、ペギー葉山、岸洋子等が唄う。
岸洋子
枯 葉 : 日本語訳詞 岩谷 時子
あれは遠い思い出 やがて消える帆影も
窓辺赤く輝き 光満ちたあの頃
時は去りて静かに 降りつむ落葉は
窓に夢を重ねて 一人生きる哀しさ
木枯し吹きすさび 時は帰らず
心に唄うは ああシャンソン
恋の唄
この曲は後に「歌声喫茶」等で唄われるようになり、
日本中に広まっていった。
(ヤギ爺ブログ、2016年12月1日枯葉より引用)
今日の1句
枯葉路イヴモンタンに浸りをり ヤギ爺