令和2年11月28日(土)
白鳥庭園の雪吊
庭木等の枝が積雪の重みで折れるのを防ぐため、
縄や針金などを太い梢や添木から、枝に引っ張り
吊り上げる。
深々と降りしきる金沢の兼六園雪吊等は雪国の
風情がある。
名古屋では積雪は余りないが、市の中心部に在る
白鳥庭園では毎年11月の中旬頃になると、雪吊
が行われる。
今年は11月11日に「雪吊の投縄式」が行われ、
その日から雪吊作業が始まった。
幹に添って一本の支柱を立て、縄を八方に張り巡
らせて枝を吊り、重みに耐えられるようにする。
この雪吊作業は、一般公開されている。
白鳥庭園の北門(黒門)を入ると直ぐ、池を渡す
「楠橋」「豊臣橋」が在る。この橋で「上の池」
と「中の池」に分断する。そこを渡ると中洲が在
り、それを千本松原に見立ててその上方には
木曽川、長良川、揖斐川の木曽三川が配置されて
居る。名古屋市の北部を流れる木曽三川とその
治水工事を行って出来た千本松原を模した物。
この池の畔に松林が点在して居り、「雪吊」は
白鳥公園の冬の名物である。
残念ながら、この地方では積雪は余り見られな
いが、池の端にある茶房「汐入亭」や茶室の
「清羽亭」からの眺めは素晴らしい、、、、
清羽亭より、
「汐入亭」では喫茶、軽食が提供され、抹茶
を頂きながら、池の向こう側の雪吊を眺める
如何でしょうか、、、
又、「清羽亭」では春に茶会が催され、素人
の我々が自由に参加できる茶会もある。
今日の1句
雪吊の幾何学模様空の青 ヤギ爺