遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

麦青む

2021-04-09 16:18:54 | 日記

令和3年4月9日(金)

青 麦 : 麦青む

春、穂の出る前の葉や茎が青々としている麦のこと。

大麦、小麦ともに、11,12月頃に種が蒔かれ、

冬の寒さにも負けずい芽を出し、春の訪れとともに

すくすくと育ち、暖かくなるにつれて畑を覆う様に

葉を伸ばし、やがて青い穂をだす。

それまでの間の、青々とした春の麦のことをいう。

最近、殊に田園風景が少なくなり,且つ、「二毛作」

も減少した今では、菜の花畑、れんげ畑などと伴に

春の田畑を彩っていた、麦の美しい緑色もあまり

見られなくなってしまった。

先だって、岐阜県へ所要で出かけた際、国道沿い

から折れ、山間に向かう道中に麦畑が在った。

青い穂波が風にゆれ、時折陽の光にきらきら揺れる

穂先はとても美しかった、、、、

こんな所にも、麦を作られる方がお見えになる。

何だかとても懐かしい様な、、、嬉しくなった。

(後で、聞いた話では、自家製パンを作る店に

 納めるものらしい、、、)

 

今日の1句(俳人の名句)

目を細め青麦の風柔らかし   富安 風生