令和3年4月10日(土)
緑立つ : 松の芯、若緑
松はマツ科の常緑針葉高木の総称で、明るく乾燥
した地に生える。
北半球の温帯を中心に、約100種が分布する。
葉は針状の2か3枚、又は5枚で雌雄同株。
花は春に咲き、雌花は毬状で新芽の頂きに生じ、
雄花は新芽の下部に穂状に密生する。
球果はいわゆる「マツカサ」(松ボックリ)
日本にはクロマツ、アカマツ、ゴヨウマツ、ハイ
マツ等がある。
長寿や節操を象徴するものとして、古来より尊ば
れている植物である。
「松の芯」(若緑)は、春に松の枝から出る松の
新芽をいう。細長い緑の芽が10cm以上も伸び、
真直ぐ天を指している様は、明るく勢いがある。
「緑立つ」は春になって、木々の新芽が出てくる
ことで、多くは松の新芽のことをいう。
4月に入り、ご近所の庭の松が一気に松の芯を、
真直ぐ天を目掛けて起っている。
年々、この姿も半月ほど早くなっており、桜は
既にみな葉桜となり、公園の木立にも若い緑の葉
が一斉に出て、風にそよいでいる。
下の公園、一気に緑が、、、、
今日の1句
緑立つ若人の目の輝ける ヤギ爺