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遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

亀鳴く

2021-04-28 17:13:21 | 鶴舞公園へ行って来ました

令和3年4月28日(水)

亀鳴く

亀はカメ目の爬虫類の総称で、体の背腹の両面に

甲羅があり、両甲は側面で接着し、頭・尾・脚は

出入りできる。歯は無く水中、又は陸上の植物や魚貝

等を食し、砂地に産卵する。

春になると亀の雄が雌を慕いて鳴くというが、

実際には亀が鳴くことはなく、情緒的な季語である。

藤原為家の題詠歌に、

「川越のをちの田中の夕闇に何ぞと聞けば亀のなくなり」

と詠まれて居り、古くから季語として定着している。

春の夕暮れ時の感じと相俟って、俳人に好まれる季語。

この時期になると、川や池の岩場等に亀が甲羅干しを

する姿をよく目にする。

 

名古屋の鶴舞公園の池では、亀が2,3匹寄り添う

様に甲羅干し、日向ぼこをしている。

つい此方も畔のベンチに座り、亀とご対面し、話掛け?

いや、亀は話も鳴きもしないのだが、、、、、

 

今日の1句(俳人の名句)

亀鳴くは聞こえて耳の遠き母   小松 道子