遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

苧環の花

2021-04-23 16:54:45 | 日記

令和3年4月23日(金)

苧環の花 : おだまき、 糸繰草

高山に自生する深山苧環が園芸品種となったもの。

キンポウゲ科の多年草で、高さ20~30cm位

花が苧環の形に似ているので名付けられた。

苧環とは麻糸を紡いだものを中空にして、円く巻

いたものをいう。

亦、この形から「糸繰草」ともいわれている。

青紫色の花で五辺花、稀に白色の花も見られる。

改良が進み花弁の基部に突起した距の長い品種が

ある。

高山性のものは深山苧環、山野に自生する山苧環

などは日本原産である。

亦、園芸用に多く栽培されているのは西洋苧環で

ある。

 

糸状のものを巻いた形状から、食べ物の「小田巻」

は、紐状のうどんを巻いて茶わん蒸しの中にいれ

た「小田巻蒸し」は、日本の各所で食べられている。

また、半練りの食材をところてんの天突きに似た、

器具のことを、「小田巻」と呼ぶそうである。

愛知県の知立市などで売られている菓子「大あん巻」

などを「小田巻」ともいう。

 

今日の1句

おだまき草早瀬見下ろす崖の上   ヤギ爺