令和5年2月13日(月)
犬ふぐり : イヌノフグリ

ゴマクサ科の越年草で、一般的にオオイヌノフグリを指す。
ヨーロッパ原産で、日本へは明治初期に帰化したものと考
えられる。
早春、道路や野原に這うように広がって群生し、瑠璃色の
花を咲かせる。


イヌフグリの名前は、その実が丸い玉が二つ相接したよう
な形をし、これがあたかも犬の睾丸のような形をしている
ことから、このようなユニークな名がついたようだ。

別名には、「ひょうたんぐさ」とも呼ばれている。
日本在来種のイヌノフグリは、淡いピンク色の3~5mm
程の花をつける。花弁には紅紫色の筋があり、雄蕊は2本
花の中央に立つ。葉は卵円形で厚みがある。


日本で多く見られ瑠璃色のは、外来種のオオイヌノフグリ

で繫殖力が強く、在来のイヌノフグリはその座を奪われて、
余り見かけぬようになった。今や絶滅危惧種となっている。
冬枯れの公園にも少しずつ雑草が生え、その中に瑠璃色の
可憐な花、「犬ふぐり」を見かけるようになった。

蠟梅、梅、満作や馬酔木など樹木は花が咲き始め、、、、
散歩途中に頭上ばかりに気を取られていたが、地に目をや
れば雑草が生え始め、その中に犬ふぐりの様な可愛い花を
見つけるようになった。
少しずつ春の息吹を感じられる今日この頃である、、、。

今日の1句
犬ふぐり犬と思はず後退り ヤギ爺