遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

飛騨高山、祭山車会館

2023-02-17 16:36:47 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和5年2月10日(金)

飛騨高山、祭屋台会館

高山市街散策中、街の西部に在る「桜山八幡社」へ、、
八幡社の大きな鳥居を潜り直ぐ左手に、高山祭屋台会館」
の案内表示が在り、早速家族で訪れる。

此処は高山祭に曳き出される山車の実物(23基)が常設
展示されている。


春の高山祭りは「日枝神社」の例祭、対して秋の高山祭り
は「桜山八幡社」の例祭が執り行われる。
屋台と呼ばれる山車を曳いて街を巡行する事から、京都の
「祇園祭」、埼玉の「秩父夜祭」と並び、日本三大曳山祭
の一つとされている。

高山祭屋台会館は、1960年(昭和35年)に高山山車
(23台)重要有形民俗文化財に指定された事から、その
後1968年(昭和43年)に桜山八幡社境内に竣工し、
山車23台を通年で見られるようになった。

飛騨の国は、古く大和朝廷へ毎年匠を送り出して、奈良の
都の寺社仏閣の建築に従事し腕を奮っていたようである。
飛騨の匠は長い伝統技術が受け継がれて、江戸時代になり
高山祭の屋台を造った。(国指定重要有形文化財)
この屋台会館では、年3回(3月、7月、11月)屋台の
入れ換えを行っている。




私達が訪れた2月には、

大八基(車輪直径1.56mあり、大八と呼ばれている。)


宝珠台(棟飾りには雌雄の大亀を乗せ、屋根を和紙と漆で
    軽量化、高山祭屋台で最も美しいとのこと)


行人台(人家が無かった頃、この屋台に行者が住み、それ
    以来人家が建つ様になり、屋台に行者を祀った)


神 輿(日本一の大神輿で重さ2.5t、担ぎ手は80人
    を擁する。神輿の精巧でも日本一といわれる)

以前、会社の慰安旅行で北陸へ行った際、帰路で高山祭
を見学した。秋の大祭の折りで、大勢の見物客の後から
遠目に屋台を眺めていたのだが、、、、、、

今回の旅は2月、まだまだ寒い時節であるが気を付けれ
ば蕗の薹が顔を出し、木の芽は膨らみ春の気配は着実に

今日の1句

浅き春山車揃ふ日の待ち遠し  ヤギ爺

春浅しは、早春とほぼ同じ季節感であるが、春浅しの方
が語感が柔らかく、表現でやさしく感じられる。