令和5年2月21日(火)
種 物 : 花の種
前の年に採った五穀、野菜、草花等の種子をひと冬よく乾燥
させ貯え置いて、春に種を撒く。このうち、籾種以外のもの
をいう。
五穀は米、麦、粟、豆に黍(きび)を加える説と、稗(ひえ)
(ひえ)とする説がある。
自家製の種は天井から吊るし、乾燥させて冬の間保存する。
種物屋や花屋などの店頭に、美しい花の画像を印刷した草花
の種子の入った紙袋が並んでいるのを見ると、陽春の近ずい
て来た事を感じさせる。
つい、我が家にも種子が残っているのではと探し見る。
愛知県稲沢市に在る「矢合観音」(やわせかんのん)へは、
偶に吟行で出かけた。(本尊は十一面観音が祀られる)
参道の門前町界隈は土産物、団子屋等が並ぶよくある参道。
店が切れた所から植木屋、花屋等が並び、中ほどに一軒の
花の種や肥料等を売る店がある。 客が呼びかけても主は
現れず、日向には猫が留守番、、? 長閑でホッコリする。
(まさか、花の種をコッソリと、、何てことはないか、)
茶店で、コーヒーを一杯、、、摘まみに何かの種が、、、
今日の1句
参道の主見かけぬ種物屋 ヤギ爺