遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

水仙

2019-01-26 16:31:45 | 日記
平成31年1月26日(土)

水仙 : 雪中花


ヒガンバナ科の多年草、暖地の海岸近くに群生
地中海沿岸が原産地とされ、古く中国から日本
へ渡来したとされる。
日本では、越前岬、淡路島、伊豆爪木崎が有名
である。山の斜面に水仙が群生する中、海の光
が及ぶさまは、冬の大自然の清々しい景観が
現れる。




剣状の厚く柔らかな葉の中に20~30cm
程の真っすぐな花茎を立て、その先端に数輪の
花を横向きにつける。

白い6弁の花の中に黄色い盃形の副花冠が在る。
年末から早春にかけて咲き、清楚な花は香り高く
現在ではその多くは栽培され、切花として重宝
される。


別名「雪中花」と言われる様に、寒気の中で
凛として、然も可憐な花の風情は、日本人の
心に響くものがある様だ、、、、。


今日の1句

水仙の震へ止まざる風の道    ヤギ爺

鯛焼き

2019-01-25 16:41:58 | 日記
平成31年1月25日(金)

鯛焼き : 鯛焼屋


小麦粉を溶いて、鯛形の型に流し込み
餡を包み込んで焼いた菓子。
焼きたての感触は冬の季節に付相応しく、
餡が尻尾の部分まで入っているかどうか
とても気になる。

カミさんが今年初めて、久しぶりに体操
教室へ出掛けた。
帰りに鯛焼きを買って帰る、、、、。


未だ暖かい包みを開け、待ちきれずに
いただく、、、これも久しぶりである。


先ずは尻尾の方から、、、、
餡の所在にとても満足である。
チョット得をした様な気分、満足である。



みみっちい、、、(しみったれである)


今日の1句

鯛焼の尻尾の餡を確かめり    ヤギ爺

竜の玉

2019-01-24 16:16:31 | 日記
平成31年1月24日(木)

竜の玉 : 竜の髭の実


ユリ科の常緑多年草の「竜の髭の実」
龍の髭は、平地の草地や林の陰地に
自生し、民家の庭、特に神社、寺院
の境内等に多く見られる。

群生し、葉は暗緑色長さ10~20
cm、幅は2~5mmの線形で外曲
りする。

初夏、葉の間から花径を出し淡紫色
の小花を総状に咲かせる。

花の後、球形の実を付ける。
直径7mm程の瑠璃色の美しい光沢
の宝石の様な玉は冬場に一層耀く。

竜の玉は固くてよく弾むので、子供
達の格好の遊び具となる。
以前、子供達が篠竹で作った鉄砲の
玉として、竜の玉を持ちいて遊んだ。

先日、港に在る「信興寺」の本堂で
落語会が催された。
昨年に続き新春恒例となり、50名
余りの善男善女が寺に集まった。

竹垣の前に、龍の髭が青々として、
立ち止り、ゆっくり葉の間を眺める
と、瑠璃色の宝石が耀いていた、、

何だか心がほっこりしてくる。


今日の1句

竜の玉寺の本堂落語会    ヤギ爺

着膨れ

2019-01-23 15:23:19 | 日記
平成31年1月23日(水)

着ぶくれ


重ね着をして、身体がふくれた状態
冬場は、何枚も重ね着をして、身動きすら不自由
に感じる。
何となくユーモラスな響きがあり、その姿を想像
する「冬の季語」である。


特に子供やお年寄り(私も)は、格好を気にせず
に着ぶくれて居る人達をよく目にする。
後から声を掛けると、身体ごと振り返る、、、
首が回らないのである、、、、。


公園で、、

今年は暖冬の様であるが、
これから2月一杯は、未だ寒さが一入で、当然
着ぶくれ状態は続くと思われる。

吟行で、


街角で、


年を重ねる毎に寒がりの私、着ぶくれて背を丸め
て歩いている様で、、、、
自分ではそうは思わなかったが、娘等に言われ
改めて気付く、今日この頃である、、、、。



今日の1句

着ぶくれて雑踏の中うろつけり    ヤギ爺

藪柑子

2019-01-22 14:11:47 | 日記
平成31年1月22日(火)

藪柑子 : 山橘


ヤブコウジ科の常緑小低木で山林の陰地等に
自生する。
地下茎を伸ばして繁殖し、茎は直立して殆ど
枝分かれしない。 高さ10~20cm。

観賞用として庭や盆栽等に植えられる。
厚みの在るツヤの在る葉は互生し、茎の上部
に1~2層の輪生状につく。
夏季に葉の間に小さな白い花をつける。
花の後、小豆大の球果をつける。
冬になると真っ赤に熟してとても美しい。



常緑樹として慶事や縁起物として用いられる。
特に、新年の飾りとして、千両(仙蓼)、万両
と共に重宝されている。
冬季の花材として多く使用される。

十両


一両、蟻通(アリドウシ)

今日の1句

置石の離れに続く藪柑子     ヤギ爺