花眼

何かの本で、中国では「老眼」のことを、

「花眼」と言うと、知った。

その意味は、

「花の本当の美しさが見える年齢になった」ということらしい。

年齢を重ねて、

初めて見える花の本当の美しさ。

素敵な言葉ですよね。

それなら、どこやらのメガネ屋さんの店名じゃないけど、

「愛眼」っていうのもいいかも。

本当の愛が見える年齢になったって意味で。

若いときには、見えなかったものが、

確かに、年齢を重ねてみると見えてきたりする。

大事なもののプライオリティも変わってくる。

幸せは、「Happy」なもの、だったのが、

いつしか、幸せは「Peace」に変わっていたり。

わくわくする幸せじゃなく、

静かで平和なものが、本当の幸せだと感じてくる。

これを、年をとるっていうことなら、

まんざら、いやなことではない。

私も、そろそろ「花眼」になってきた今日この頃。

やっと、本当の花の美しさが見え始めるのかと、

楽しみになってきています。