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東日本大震災から11年 

2022年03月11日 23時02分29秒 | 日常のこと&写真
 2014年3月11日の日記にこう記していた。
 あれから3年。未曽有の被害を被った東日本大震災、いまだに信じがたい光景が瞼の裏に鮮明に残っている。インフラ整備もまだ未整備地域もあり、爪痕は消えない。
 特に福島は私にとって無縁の所ではない。初陣の拠点長として赴任した福島。市内はもとより原発がある原ノ町(現南相馬市)にも仕事で何度も訪れており、配下の者も多い。南相馬市の従業員の一人、定年を迎え双葉町に住んでいた幹部社員の一人、このいずれも未だに連絡がとれない。安否もわからない。ひたすら無事でいてほしいと祈る日々である。福島市内、管轄の郡山市内、二本松市の従業員たちも大きな被害を受け土地を離れたり、家族を失った人もいる。
 3年といえば長く感じるものだが、被災者の皆様はそんな時の長さを感じる間もなく懸命に生き抜いた年月であったと思う。
 昨年の秋に、私の方から励ましを込めた手紙にそえて、心を尽くして創作した「東日本大地震復興応援曲 “絆”太陽と大地」の演奏DVDを送った。元気づけになればと思うのだが。
 一昨年に二ノ宮神社で開催された「東日本大震災 鎮魂か祭」に初めて出場させていただき、神様を通じて遠く福島をはじめ被災地に祈りが届けと心を込めて演奏した。
 私の片腕となってくれた双葉町に住む営業部長の消息が知りたい。妻も娘たちも世話になり、何かと気遣いをしてくれた。6年ほど前、大阪へ仕事で来たとき、リッツカールトンホテルでおおよそ30年ぶりに再会したのが最後となった。
 3年を迎えた今日、「どうぞ皆さん無事でいてください。被災した方々、くじけず生き抜いてください」。合掌

 未だ行方が分からない・・・私の心も永遠に鎮まることがないだろう。


二ノ宮神社で行われた「鎮魂祭」で、東日本大震災復興応援曲「“絆”太陽と大地」を演奏
 
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