やまちゃん奮闘記

1970年代から海外に出かけ、滞在した国が合計26か国、21年の海外生活が終わりました。振り返りつつ、日々の話題も、

中国政府の尖閣諸島サイトで、「解釈ねじ曲げ」など多くの誤り。だが?

2015-01-29 | 歴史・文化

senkaku「中国当局が釣魚島サイトをオープン 」したことを弊ブルグで書いたー>こちら

1月29日の産経WESTで、この中国当局のサイトで取り上げた資料の解釈に多くの誤りがあると、日本の専門家から指摘の声が上がっている、と指摘。

領有権の根拠とする文献資料を掲載するが、18~19世紀に発行された欧州の単なる航海情報誌を取り上げるなど、杜撰(ずさん)な点が目立つ。

専門家は「資料の解釈をねじ曲げてでも、国際世論に訴えようとするプロパガンダ(政治宣伝活動)サイトだ」と批判する、と。

中国側の主張に対し、日本政府は「尖閣には領土問題は存在しない」との立場をとる。
今回のサイトについても外務省中国・モンゴル第1課の担当者は、
「(領土問題は存在しないという)わが国の立場は揺らがない。中国の独自の主張にも外交ルートを通じて、しかるべく対応をとった」とする。

 
だが、筑波大名誉教授、尾崎重義氏(国際法)は、
「中国側は法律家や歴史家からみると根拠になりえない資料も、精査もせずにアピール材料として出してくる。

拙な解釈でも資料が増えれば、海外の世論に誤解を招きかねない。
本も政府、学者、マスコミを含め総力戦で反論せねばならない」と懸念を表明した。


このサイトに関しては、今後、日本語、英語、フランス語、ドイツ語など各国語版もできると言うらしい。

日本政府も、対抗サイトを立ち上げる?

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