やまちゃん奮闘記

1970年代から海外に出かけ、滞在した国が合計26か国、21年の海外生活が終わりました。振り返りつつ、日々の話題も、

まもなく「端午節」、粽子だ!!@中国

2016-06-04 | 食事・食物
粽子来週の9日は中国では<storong></storong>「端午节」ドゥアンウージエ(duan1wu3jie2)で、休日だ。
(9日、10日&11日が休日で、12日(日)が出勤日)

日本では端午の節句に男子の健やかな成長を祈願し各種の行事を行う風習があり、「男の子の節句」「子供の日」として定着している。

現在ではグレゴリオ暦(新暦)の5月5日に行われ、国民の祝日「こどもの日」になっている。

しかし、中国では、「端午节」は、旧暦の5月5日。
春節・中秋節に並び、中国の三大伝統節句、重要な祝日。3連休!!

「端」は「はじめ」という意味で、「端午」は「午のはじめ」のことであり、十二支を各月にあてはめた時「午の月」は5月になる。

つまり、この午の月の最初の午の日を節句として祝っていたものが、のちに5が重なるこの月の5日が端午の節句の日になったと言う。

この旧暦の5月5日、戦国時代の「楚」の詩人・屈原(Qū Yuan)が汨羅(べきら)という川に身を投じたとか。
そして、屈原の遺体が魚に食べられないように、川に粽子(Zong4zi)ゾンズ)をまいたことから、この日に粽子を食べるようになったという言い伝えが有力なものとして残っている。
中国語で「龙舟」(long2chuan2)と言う「ドランゴンボートレース」が競われる。入水した屈原が関係しているらしい。

この時期には「粽子」を食べる。
米を竹などの植物の葉で包み、それをゆでたり蒸したりすることで植物から出る灰汁が防腐剤代わりとなる保存食だった。

中国では古い時代からある食べ物で、各地方や民族独特の工夫が凝らされて進化し、現在も中国各地に「ご当地ちまき」がある。

もっとも、現代では、上記写真のような、真空パックに入ったものも、スーパーで売られている。
25°C以下で保存すれば、9か月保存できると言う。


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