いわき市のおやじ日記

K流釣り、K馬、そして麺食いおやじのブログ。
山登り、読書、映画、陶芸、書道など、好きなことはいろいろです。

峠 最後のサムライ

2022年07月14日 | 映画

息子と鑑賞。

原作を読んだのは40年ぐらい前。

 

時は幕末。「戦争はしたくないものだ」と言っていた長岡藩の家老、河井継之助が主人公。

長岡に住んでいたことがあるが、地元でも評価が分かれるような人物である。

平和への願いも虚しく、西軍との談判が不調に終わり戦火に呑み込まれていく。

話し合いで解決できず、戦いが避けられない状況になるのは今も昔も変わらない。

 

継之助の人柄を静かに描く前半。

西軍5万人にたった690人で挑んだ激しい展開の後半。

どちらにおいても河井継之助の一言一言が重くかっこいい。

自分の生活が乱れたときに、こういうかっこいい侍の生きざまを見ると心が洗われる。

 

(芸者と踊るシーンなど)冗長なシーンと思われる箇所があったし、戦いの最中、西軍軍監の岩村精一郎を全く出さないのも不満だったが、継之助の最期のシーンは秀逸だと思う。

エンディングの歌(石川さゆりが歌っているって、エンドクレジットを見るまでわからなかった)も良かったし、大変満足の映画だった。

 

 


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