日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

言い伝えのウソ

2012-08-20 | 危機管理
夏ももうすぐ終わりというのに
猛暑が続いています。

猛暑につきものなのが急激な天候の変化
バケツをひっくり返したようなにわか雨と
天地が裂けるかのような大雷

昔から雷を避けるために
雷の音を聞いたら大木の下に隠れろという言い伝えがあります。
しかしこれが全くのでたらめで
昨日も気に落ちた雷の下に居た女性が亡くなるという悲劇が起こりました。

雷には「直撃雷」というものと「側撃雷」というものがあるそうです。

読んで字の如し「直撃雷」は、雷の直撃を受けるもので
「側撃雷」は最初樹木などに落ちた雷が
すぐそばに居る人間に伝わってしまう現象です。

これは、樹木よりも人間の方が電気を通しやすいため
最初は背の高い樹木に落ちる雷であっても
地表近くになるとより電気を通しやすい人間を伝わって
電気が地面に逃げるため人間に大きな落雷のダメージを与えます。

結果、昨日のような悲劇にも繋がってしまいます。

言い伝えはたまたま同じような現象が続いた時に
それが常識として認識され後世に伝わって行くものです。
しかし、そこには科学的な裏付けがある訳ではなく
あくまでも経験値だったりします。

今まで「言い伝え」により常識だったからと言って
それを鵜呑みにするのではなく
自分自身の目や耳、体験を通してその事象の裏付けを持ちたいものです。
コメント
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