晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

年の暮にミカンと柚子の収穫

2020年12月14日 | 雑記

日々、試食していた庭のミカンが甘味を増してきたので採ることにした。例年の2倍くらいあるだろうか。まだ酸味が少し残っているが家で食べる分には問題ない。最近、小鳥が仲間を誘って食べに来るぐらいだから味はまあまあなのだろう。作業ついでに柚子も収穫する。こちらも今年は豊作。全体的に小粒だが香りを活かした漬物をはじめ、いろいろな料理に使える。そして柚子を浮かべた柚子湯。その冬至の日がもう来週なのだ。コロナに明け暮れた一年が間もなく終わる。ミカンと柚子でコロナはもちろんのこと、風邪を引かないで年を越えたい。

    


ミカンと柚子実って、この冬の援軍

2020年12月04日 | 雑記

誰もが予想していなかったコロナに世界中が席巻された今年。その最後の月に入ったが衰えるどころか感染拡大の第3波の最中。空気が乾燥するこの時季は、より注意が必要と言われる。例年であれば何となく浮き足立つ感じもある師走の風情はない。そんな、いつもと違う12月でも庭にはミカンと柚子が実ってきた。枝の刈り込み方が悪いのか、裏年だったのか分からないが昨年は不作だった。それに対して今年の量は多い。先月末から試し採りをしてきたミカンは段々と甘みが増し、店頭のものに近い味。柚子のほうは小さめだが料理に使う分にはそう問題無い。もう少し日光浴してもらいながら少しづつ収穫。それぞれに含まれるビタミンCは体の免疫機能を高める働きがあり、風邪やインフルエンザの予防によいと聞く。コロナ対策に多少なりとも役立つはず。思わず、この冬の援軍に感謝!

    

    


大霧山と原爆の図・丸木美術館(2)

2020年09月23日 | 雑記

秩父高原牧場のソフトクリームの甘い余韻。しかし、次に向かった原爆の図・丸木美術館の展示室に入ったとたん吹き飛んだ。新聞・テレビで多少の予備知識はあったものの絵を見た瞬間、圧倒されて息をのむ。原爆投下数日後の広島で目にした惨状や被爆体験者の証言をもとに描いたという「原爆の図」連作の「幽霊」「水」「少年少女」「竹やぶ」など。壁一面のどの絵もまさに地獄絵図、苦しみ・絶望・悲しみの極みにある人々が目の前にいる。<画面の奥からうめき声が聞こえる気がする。熱や臭いまでも伝わってくるようだ(チラシ裏面の「中國新聞」記事)>のとおりだ。宙をさまよう視線、射るような眼差し、その何百倍もの累々と重なる屍、正視することが苦しく、言葉もない。被爆から75年、あの戦争も含めて記憶が遠ざかり、継承も難しくなっているという声を聞く。でも、それらを呼び覚まし、”決して忘れないでほしい”というメッセージを確かに受け止めた。孫を連れての再訪を考えながら帰宅して知った「(核兵器の開発・保有・使用を禁じる)核兵器禁止条約を新たに1か国が批准、発効に必要な批准国はあと5か国」というニュース。唯一の被爆国である日本は何故に賛成しないのか、あらためて強い怒りを覚えた。

(以下は「原爆の図 丸木美術館」のパンフレット・チラシより)

        

       


梅雨明けを待つグリーンカーテン

2020年07月25日 | 雑記

長い梅雨が続いてまだ出口が見えない。毎日、雨と曇りだから出番はこれからの我が家のグリーンカーテン。今年は目的の日よけに加え、花と実の両方を楽しもうと数年ぶりにシカクマメ。天候のせいか成長が遅れていたが、ガラス面3方向のうち東側で少し体裁が整ってきた。大き目の葉と青紫の花が2・3輪のシカクマメ。ゴウヤは去年のこぼれ種が庭に芽を出したのを植えたもの。たった一つだがシカクマメを超える勢いで葉を広げ、実をつけている。そして朝顔の小さな青い花、これもゴウヤと同じ。というわけで東側のカーテンは予期しない3っつの共演。さあ、ぎらつく太陽の梅雨明けよ、早く来い。

 

   

 

   


梅雨入りに梅の収穫

2020年06月12日 | 雑記

いよいよ関東地方も梅雨入り。庭の梅の実が少し前から落ち始めている。まだ青い梅もあるが獲りごろかもしれない。梯子に上り、それでも手が届かないところは高枝ハサミで枝をゆすっての収穫作業。今年は実の数が少なく、僅かで終わって拍子抜け。量を計ると2㎏弱で去年の2割ほど。今年は裏年なのだろうか、それにしても少なすぎる。考えられるのは春先の枝切りか。伸びたり、混み入ったところを整理したつもりだが、時期も含めて正しいやり方があるらしい。やはり野菜作りと同じ、教科書どおりに手入れすることが大事だ。プランターに種を蒔いたシカクマメは今年の緑のカーテン、大事に育てよう。

 

    

      


「アベノマスク」やっと届いた

2020年06月02日 | 雑記

コロナ感染対策で政府が4月から配布している布マスクがやっと届いた。安倍政権の経済政策を自らアベノミクスと称したがこれは本人が名付けたものではない。巷の人々が配布を主導した安倍首相の名前を付けて「アベノマスク」。コロナへの対応不足を指摘される中で思い付きで行ったとか、費用対効果を考えるべきなど批判の声が多い。配布の費用は最新の数字で260億円(調達費184億円、配送費76億円)という。ほかに優先すべき施策は無かったのだろうか。仮にマスク不足に対応したものだったとしても、緊急事態宣言が解除されてから届くのでは意味がない。以前と比較してまだ高いもののマスクは流通し始めている。全世帯配布ではなく、生活に困っている人や医療従事者、介護施設など限定し、早めの配布をすべきではなかったのか。リタイアしている身としてはマスク使用の頻度は少ないし、この数か月で不織布マスクの洗い方も覚えて不自由していない。開封することなく、この税金の無駄遣いは社協などに寄付して有効活用してもらおう。

      


6月のスタートはスッキリせず

2020年06月01日 | 雑記

6月のスタートは弱い雨が降ったり止んだりの1日。市民農園の畑のそばではアジサイが花開いて迎えてくれた。コロナによる緊急事態宣言が解除されて1週間、新聞・TVでは”新しい日常”が始まったと街の風景や暮らしぶりを報じている。だが今日の天気のようにスッキリしない。コロナが終息していないこともあるが、”新しい日常”とか”新しい生活様式”とやらにどうもぴんとこない。行き交う人もいないのにマスクを付ける人々、食堂では家族連れがテーブルに横一列で食べさせられている。感染防止も分かるが、これから先はこの窮屈な生活スタイルを続けよ、と言うのだろうか。コロナの状況を見定め、期間限定や地域限定の話ではないのか。政府発表を見識なく伝達するだけのマスメディアも問題だ。などなど文句を言っていてもはじまらないか。気象庁の区分では今日から夏。これまでもそうだが熱中症対策で余計、人がいなければマスクは付けない。梅雨前の空模様を見ながら、しばらくぶりに山へ出かけよう。先ずは移動制限が無くなった県内の山へでも。

    

   


花は”不要”なものか、そして

2020年05月24日 | 雑記

コロナウイルスの感染拡大で「不要不急」の「外出自粛」が続く。「最低限の買い物」を、とマスメディアも繰り返し伝える。そう言われなくとも開いている店の業種は限られており、派手な買い物袋をぶら下げて闊歩している人など見かけない。そんな折り、SNSでの花屋店員さんのつぶやきに大きな反響との新聞記事。3月頃から行事等の中止や縮小で売り上げが減少する毎日。それが外出自粛の本格化とともに花や野菜苗の購入が増え始めた。<花って不要じゃないんだ、こんなときこそ必要なのかもしれない>と投稿したところ、<音楽と同じ。心を豊かにしてくれる。花屋さんは花ではなく心を売っている>など多くの応援メッセージが寄せられたという。身近でもホームセンターの園芸品売り場は連日、大賑わい。市民農園でも花を植えている人は多い。自宅近くの歩道の緑地にも季節の花が咲く。近隣の人が手入れしているようだが、通りかかるたびに心がなごむ。”花は不要なものか”そして、それ以外でも本や音楽など考えさせてくれる話だ。

    

    

   

 

 

 


夏の甲子園中止に残念な思い

2020年05月20日 | 雑記

夏の高校野球が地方大会も含め中止と決まった。コロナ感染の収束が見えない中、選手の健康や安全面でのリスクを考えた結果とのこと。練習環境や関西までの長距離移動、大人数での宿泊など、止む得ないと思うものの一ファンとして誠に残念。それ以上に夢の大舞台をめざしてきた球児の心中を察すると言葉も無い。昨秋の県大会優勝の花咲徳栄をはじめ、続く上位校の西武台・川口市立・浦和学院やベスト16の浦和・上尾、例年応援している松山、地元の鴻巣。もちろん埼玉県高野連加盟の163校すべてが「今年こそ」「1勝でも多く」とそれぞれの目標を描いていたはずだ。だが困難な状況に皆が耐えている今、希望を持って乗り越えていこう。そして、3年生にとっては最後の夏。無観客開催でもいい、代替の県大会を実現してほしい。以前、大阪へ出向いた際に夏の甲子園球場まで足を運んだことがある。<♪雲は湧き 光り溢れて 天高く 純白の球 今日ぞ飛ぶ~(大会歌『栄冠は君に輝く』加賀大介・作詞、古関裕而・作曲)>の世界を体感、その興奮は今でも覚えている。その望みは後輩球児とともに来年につなげよう。


移りゆく季節を庭で

2020年05月08日 | 雑記

庭に植えている梅の実が日毎に大きくなっている。時折りやって来ていた寒さも遠くへ消え去り、間もなく南の方から梅雨入りのニュースが届くころ。コロナで動きのない毎日だが、身近な植物の成長や気候の変化で移りゆく季節を実感する。蜜柑の花が咲き始め、バラやこの時季の花たちが小さな庭を賑やかにしてくれる。そろそろ終わりのスズラン、うつむき加減の花びらをのぞき込むと気のせいか浮かない表情。”春愁”という季語を思い浮かべた。

   

   

   

          

 


近場で楽しむ五月の彩り

2020年05月06日 | 雑記

遠出はあきらめ、近場でこの時季の風景を撮ろうと出かける。最初は車で10分ほどの市内中心部に近い勝願寺。鎌倉時代の創建と歴史は古く、徳川家康も何度か訪れたことがあるという由緒あるお寺。今回の目的は境内にある雪を被ったように見える大きな木。全体に咲く白い花がそう映すのだ。2回目ながら「なんじゃもんじゃ」という名前とともに感心して眺める。せっかくなのでNHK大河ドラマ『真田丸』に登場した小松姫の墓にも。次は車で10分弱のお隣、北本市のJA直売所の地場物産館「桜国屋」。新鮮な地元産野菜の買い物は後にして、裏手にあるネモフイラの花畑へ。先日たまたま見かけ、カメラ持参の再訪。そよぐ初夏の風に揺れる無数の小さな花びら。その青い海辺にそろそろ終わりの菜の花が競演する。身近なところで五月の彩りを楽しんだ。

   

      

   


五月の風の中で

2020年05月01日 | 雑記

風薫る五月のスタートは初夏とは言えないような高い気温。だが幸いに風が樹々の間を抜けて「さきたま緑道」は気持ちよい。<♪風の言葉に諭されながら~>で始まる『五月の別れ』(歌・作詞・作曲/井上陽水)という洒落た詩の歌。以前、早朝のラジオで初めて聴いたときから心の隅に留めていた。別れ歌なのにカラッとしていてこの時季、新緑の小径を歩くと聞こえてくる。渡る元荒川の菜の花も緑に覆われ始め、ハナミズキの赤や白の花びらも最後の彩り。移ろう季節の中で、この道は名のとおり緑を増して先へと進む。あの歌のなかに<♪木々の若葉は強がりだから  風の行く流れに逆らうばかり~>という一節がある。頭上でしなやかに揺れ動く木の葉、弱気になるなと言っているような。

   

   

   


”夏の甲子園”開催を、車の中から

2020年04月21日 | 雑記

先ごろ買い替えた車のナビAV、電話設定を終えて次は音楽CDの録音。ロングドライブの眠気防止を兼ね、内容は前の車に入れていたものとほぼ同じ。まずは長距離トラックのドライバーさんが夜間走行時に聴くという八代亜紀。そして中島みゆき、平原綾香、舟木一夫、千昌夫、青春もののフォークなど、種々雑多。これで終わりと思っていたが『ブラバン!甲子園』を忘れていた。あの「栄冠は君に輝く」をはじめ、「コンバットマーチ」「ハイサイおじさん」「サウスポー」「狙いうち」「必殺仕事人」「どか~ん」など高校野球の球場でお馴染みの30曲。前車のときも山へ向かう登山口までの道中、元気づけに聴いていたものだ。春のセンバツが中止、今月の春季地区予選・県大会も中止となってしまった。6月17日に組合せ抽選、7月10日から始まる予定の”夏の甲子園”県大会はどうなるのだろう。このナビAVは、広いホールやライブハウスなどの音響効果を加えて聴くことも可能。でも、やはり観客席からの大歓声と応援の熱気の中で高校野球をぜひ楽しみたい。


山に出かけることは“不要不急の外出”!?

2020年04月09日 | 雑記

住んでいる埼玉県にも「緊急事態宣言」が出され、「不要不急」の外出自粛があらためて言われている。すでに毎週の真向法健康体操が休止中であり、2012年2月の「芭蕉『おくのほそ道』を読む」以来続く中世文学講座も中止。そして今度の宣言で図書館の休館が新たに発表された。残る楽しみは市民農園での野菜作りと山へ出かけて写真を撮ること。この二つはいわゆる「3密」(密閉空間・密集場所・密接場面)には該当しない。と考えていたら山については、配信のメルマガ「ヤマケイオンライン」によれば<「不要不急の外出」に間違いなく含まれる><山は逃げないので自覚ある行動を>との厳しい言葉。都岳連のHPにも<登山者が無症状の感染者である場合、感染の媒介者となる可能性があること、感染者が少ない山間地域で登山を行なうことは、広く移動経路の他地域、山間地域、他者に感染機会を与えるリスクがあることを認識し、自粛することが望まれます>とあり、これは困った。山小屋では営業開始の延期や定員制の導入なども検討されているようだ。だが考えてみれば散歩やジョギングは容認され、皇居周辺を走る姿がTVでは映し出されている。要は無自覚にコロナウィルスを人に感染させてはいけないこと。他人からの感染も受けないということだ。そのためには、これまで以上に気を付ける必要がある。マイカー使用は今までどおりだが、人が少ない平日に。5月に予定していた山小屋泊まりは再検討。途中のコンビニや道の駅などでは必ずマスク着用、出入りの際には手の消毒。山中で出会う他の登山者との挨拶も一定の距離を保つ、下山後の温泉入浴は控える、などなど。いろいろ考えると気が滅入ってしまう。残雪や新緑、アカヤシオ・シロヤシオなどの山々が目に浮かぶが、さてどうしょうか。

   

 


なごり雪は桜色に

2020年03月29日 | 雑記

ほぼ満開の桜にときならぬ春の雪。少し足を延ばそうと思ったが、あいにく車は夏タイヤ。遠出はあきらめ、ダウンを着込んで近くの公園に。小やみになったものの白い世界には誰ひとりいない。震える桃色の花びらに薄っすらと積もる雪。気のせいか、純白がほんのりと色を染めているようにも。近年ないこの時季の雪は今年の春に待ったをかけ、珍しい景色を見せてくれた。この後、風が吹かなければもう少し桜色を楽しめそうだ。