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『一分ノ一』のサブーシャの運命はいかに

2012年02月01日 | 読書
1昨年亡くなった井上ひさしの作品をじっくり読むのは初めてと思うが、とにかく面白い。何せ、先の戦争で負けたニッポンが米ソ中英の四大国に分割管理占領されているという奇想天外の話だ。ソ連占領下の北ニッポンの山形管区に住む通称サブーシャことサブロー・ニザエモーノヴィッチ・エンドー(旧名・遠藤三郎)らがニッポン統一にむけ、中央ニッポンへ密入国するあたりから話が始まるのだが、これでもかと飛び出す“ひさし流”言葉の機関銃には脱帽。下巻が楽しみだ。


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