晴耕雨読、山

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氷柱の三十槌で秋に再会

2015年01月16日 | 雑記

先日の秩父・三十槌は、あのとげとげしい氷柱(つらら)だけではなかった。氷壁の反対側、陽が差し込む岩壁には氷漬けされた木の葉があった。この寒さの中、濡れて岩肌に張り付いていた葉が石清水や冷たい雨で凍ってしまったのだろう。そして河原の凍結しているところに閉じ込められた木の葉も。風邪を引いたが、その場に長くいたおかげで過ぎ去った秋との意外な再会。そういえば、受講中の”けんかつ”の『更級日記』の中にこういう歌があった。<秋をいかに思ひ出づらむ冬深み 嵐にまどふ荻の枯葉は>

氷海に眠る