冬桜を見る前に軽く歩ける山として近くの城峯山を選ぶ。破風山登山で寄ることのある水潜寺、秩父華厳ノ滝を過ぎ、車道はカーブの多い狭い道に。さらに分かれて入る林道は車1台やっとで待避場所もない。暗い樹林帯の中をくねくね上がること5km、20分。幸い対向車来ることなく石間峠に着いた。最初は東側にある山城跡といわれる鐘掛城へ。針葉樹林の中、ほどなくピーク二つ目がその頂。展望無く、説明板に書かれている戦国時代を少しだけ思い浮かべて門平方面へ下る。今朝の濃霧が雲海として残っていないかと思ったが樹林で見えず、途中で引き返す。巻き道を通って戻った峠から今度は西側の登山口に。緩やかな山道は急傾斜の木段状になるが、わずかの登りで城峯山の山頂。そばに立つ電波塔の展望台に上がれば360度のパノラマ。7枚ある山名表示板と遠くの山なみを見比べ、これまでに登った山を探す。近くの両神山、武甲山はじめ奥武蔵や奥秩父、上州・上信越の山、日光連山、八ヶ岳など27山を数えた。さすがに寒くなってきたので先に進む。冬枯れの道を下った天狗岩、平将門が隠れたという鎖の岩壁は今回パス。広々とした城峯神社で「将門伝説」の説明板をあらためて読む。気が付けば近くには見事な紅葉の大樹。晩秋の気配濃い今回の山道では、先ほどの天狗岩周辺とここだけで見る。一瞬、頭をかすめた“伝説悲劇”。だが考え過ぎとし、再度の城峰山経由で石間峠の車に戻った。11月26日(木)/(峠の路肩にある数台の駐車スペースを利用)石間峠950m 08:10~(中城峯山)~08:25鐘掛城跡1003m 08:35~08:45石間峠~09:00城峯山1,037m 09:15~09:30天狗岩~09:40城峯神社09:50~10:05城峯山10:10~10:20石間峠<峠の駐車スペースは他の利用車無し/山での出会いはこの日はゼロ/今回の林道利用は久しぶりの2度目だが路面が荒れて小石の散乱、路肩の損傷も数か所あり、これを最後としたい>