晴耕雨読、山

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秋色の越後路①~秋山郷から美人林へ~

2020年11月07日 | 写真&旅

数年前からプランを練っていた秋の越後路。新潟・長野県境の秋山郷から十日町の美人林、翌朝はあわよくば星峠の雲海の棚田を撮影、今人気の清津峡と帰路に水上の照葉峡を立ち寄る欲張りコース。天気予報は残念ながら1日目・曇り、2日目は曇りから雨。2日間雨降りよりは良いかと出発する。約11kmの長い関越トンネルを抜けると曇り空から薄日も差し込んできた。塩沢石打ICを降りて、さらに1時間で秋山郷の最初のスポット・見倉橋に着く。ここは新潟県津南町、冬の積雪量が日本一の8m近くにもなった豪雪地帯。道路わきにニュースで見たことのある長い積雪標示柱があって納得。映画の舞台にもなった吊り橋は歩いて10分ほどだが紅葉はピークを過ぎた感じ。エメラルド色が鮮やかという川の色も曇り空では致し方ない。次は県境を越えて長野県最北端の栄村の布岩。駐車スペースが分からず戻る途中でとりあえずの1枚を撮る。続いて苗場山の長野側登山口方面を右手に過ぎて蛇淵の滝。数台のみ可能の駐車場から下り道を行き、立派な展望台で滝を眺める。再び津南町に入り、前倉橋そばに駐車して渓谷の見事な紅葉を撮影。車は狭い山道を北上、途中で雪を少し被った苗場山見送られて柱状節理の絶壁を望む見玉公園、名水百選の湧水池・龍ヶ窪に寄り道。いよいよ十日町市の美人林へ。ここでは多少人出があるものの広いブナ林の中では人影もまばらで静かに散策。すらりとした立ち姿が美しいことで、そう呼ばれることになった樹々は黄金の色づきには少し早かったよう。でも時折り射し込んでくる陽の光りに輝く光景は見ごろの美しさが想像できた。目の保養を終えて最後の目的地である星峠の棚田に向かう。明日早朝の下見である。場所・駐車場の確認、三脚の置き場所などひと通り確認。今晩雨が降るか、朝の冷え込みに期待して温泉の待つ宿へ。今日は朝5時からの行動9時間、さすがに疲れた。