2日目は早朝5時まだ真っ暗な中、宿を出発する。車で30分の道のり、前日に下見しておりナビ案内があるとはいえ慎重に運転。星峠に着くと車は数えるほど。車中泊の車も多いとの情報で駐車できるか心配もあったが拍子抜け、余裕で停める。ヘッドライトを着装、三脚を持って前日に下調べ済みの撮影ポイントに移動。しかし、目を凝らして眼下を眺めるも雲海の発生は無し。ほぼ無風で好条件も寒くないので難しいと思ったが予想通りだ。湿度・放射冷却・無風の3条件が揃わないと基本的に無理なのだ。日の出時刻まで粘っての朝日も撮れないので撤収する。宿に戻って朝風呂、気を取り直して次の日本三大峡谷のひとつ清津峡に向かう。今人気のスポットだけに手前から渋滞で駐車場は満車、しばらく待たされて遠い駐車場からシャトルバスでの往復。全長750mのうす暗いトンネル道はライトで様々な趣向が施されている。そして途中の三つの見晴し所から柱状節理と呼ばれる峡谷を眺める。中でも最後の「光の洞窟」は一番の見どころ。順番を待ってポーズをとる人たちを撮らせてもらう。見物料800円、トンネル内の往復で1時間、シャトルバスは帰りの乗車待ち時間入れて40分、土産物店に入ったりなど合計約2時間。一見の価値はあるが最盛期の混雑や所要時間を考えると一度で良さそう。この後の帰路、予定していたみなかみ町最奥部の照葉峡は取りやめ、距離が短い沼田市の吹割の滝に行先変更。ここも、それなりの混雑ぶりだったが道路両側に並ぶ土産店にらくらく駐車。”東洋のナイアガラ”と呼ぶ滝のその景観はいつもどおりだが水量が少なく、やや迫力不足。対岸の今盛りを迎えた紅葉のほうに勝負ありといった感じ。それでも多くの見物客と一緒になって二大競演をカメラに収めた。