伝統ある英国の10吋ユニットで聴く、音楽の父のJ.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

久しぶりに英国産プリ管BRIMARの13D9に交換して聴いてみる。

2018年09月07日 | クラシック音楽・オーディオ

今年の異常気候のせいか台風が猛威を振るう、又北海道では強い地震が発生震度7だった

そうです。多くの人が自然災害に直面している様子、被害に遭われた皆さま、そのご家族、

関係者の皆さまに、謹んでお見舞い申し上げます。

以前購入したプリ管はまだ納得のいくまで聴いてない管もあるので今回しっかり視聴して見た

い、以前より魅力的な英国製の音は大変興味がある、Mullard製品との違いはあるのか?

英国製BRIMARの13D9の程度の良いものが見つかり、この13D5は1960年代に多く生産され、

タイプ的には一般的にECC81又12AT7の管と同じタイプのヴィンテージ管であるようです。

以前ロシア製のMullard管を購入し聴くが残念なことに正直、国産品のプリ管が勝っていた

英国のMullard管は1960年頃は、世界に下請けに依頼し生産していたが、英国製のオリジナルは

聴いたことはない、現在オリジナルのMullard管があっても非常に高額な為購入は難しい。でも間

違いなくBRIMARは英国で製作のプリ管と伺うので、英国の音質が聴けるかも知れない、今回こ

の2本BRIMARもイギリス工場によって造られた60年代のものを入手できたのは嬉しい。

工業規格品ですが軍用品としても流用され、当時この球はMullardの有名な高規格ブランドである

10MのCV4003として、またGENALEXのGOLD LIONとしてOEM採用されて、それらのブランド

でも販売されました。工業規格品番のため知名度は低いのですが、大変オーディオ用に向く増幅管

としてマニアの間では定評があるそうです。

此のようなコメントに興味本位で購入したのだが、今まで余り長くは聴く事はなかった。理由は

それ以外に多くの違ったプリ管を購入し、それらの管の試聴をしていた事と、以前購入したイカ

サマMullard管が音が気に入らず後回しにしてしまった事でした。現在Mullard管を購入を考える

と1本20,000円以上の価格に驚く、音が良ければBRIMARは割安かもしれない幸い2本で7,000

円程で購入できネットはが、最近ではネットで調べると現在はかなり高価格が表示されている。

早速足部分のホコリを取り交換して見たが、音が出ない、2本購入した1本が音が出ない・・・?

音の出ない管の足部分を練り歯磨きを着け丁寧に磨く、少し水を付け丁寧に磨く、そして水洗を

してアルコールで良く拭き乾かし、接点回復剤を塗布しプリ管と交換する、原因はプリ管の足の

汚れでした、メンテナンスは大切です、足の部分の接続不良のようでした。一見汚れなど付いて

いなく見えるが少しの汚れが接触不良を起こす原因か、接続部分は大切ですね!

BRIMAR管は、前の音の感じと違って聴こえる、勿論芯はあるが、そういえば何となくクリー

ミーなのです。ドイツ管とも違い少し甘みがあるウオームトーンで少し色っぽい感じも受けた。

最近国産のヴィンテージ管、松下(ナショナル)を聴いてたがやはり音の違いに驚く確かに国産品

は品質は良くありのままの正確な音を奏でる感じで個人的には好きな真空管です、今後は未だ国産

品はいずれもメーカーも入手でき価格も安定しているが、そのうち品薄必至となるかも知れない?

当時ナショナルもTOSHIBAも当時はMullardの下請けと聞くが?英国の音質とは違った音がする

BRIMAR管にして10時間程聴き込むと安定した音が響く、耳もこの音に浸しむと虜になる・・・

英国管はやはり個性が強い、聴き込むと解るが、特に甘みなヴァイオリンの音色は特筆する、

特に弦楽四重奏曲等には独特の音色に色気を感じ虜になってしまう、良く鳴る弦音が魅力だ

勿論芯は強いが、凄くソフトで当にウオームトーンなのですが聴き込む程音楽が鳴る感じがします。

欠点はこの表示面のシルク印刷の部分が水にも弱く凄に消える、此の辺りは国産が優れている。

早速視聴は英国管なので好きなビートルズの『リボルバー』を聴くとまさにリバプール・サウンド

が満喫でき、間違いなくビートルズが歌う!やはり英国管は揃えたい1本でしょうか?

The Beatles' Revolver: Songs Ranked 

1966年8月5日にリリースされた『リボルバー』は、ビートルズ最大の音楽的転換点であった。

ビートルズがこれほど品質の高い楽曲集を世に問うたことはこれまでになかったし、

ポール・マッカートニーの作曲がこれほど冴えていたこともなかった。この当時のジョン・レノン

も全然悪くなかった、と言うより最高のコンビネーションだったのかも知れない。

諸説色々あるがビートルズは今聴いてもリバプール・サウンド独特の英国の音が好きであった。

一般的にはアメリカRCA管辺りと相性は良さそうだが、この独特のバプール・サウンドは英国製で

ないと鳴らない、嬉しいことにBRIMARの13D9のプリ管はその音が鳴る流石英国の真空管なのだ。

それなら違う、英国人演奏者でバッハのアンサンブルも聴きたい今回は古楽器演奏を選んでみまし

たエージ・オブ・エンライトメント管弦楽団の古楽器の演奏が良い

1986年に結成された「啓蒙時代」という名のイギリスの古楽器のオーケストラ。

ブランデンブルク協奏曲を選ぶある程度の人数で奏でる演奏は心地良い

Ronit Berman, Flute - Bach, Brandenburg Concerto V 2nd Mouv.

コープマンのところにいたヴァイオリンのモニカ・ハジェットMonica Huggett

バイオリニスト、英国の複数の古楽系団体やアンサンブルに数多く参加。

その後、コープマン率いるアムステルダム・バロック管弦楽団のリーダーとなり、

他にもピリオド団体のリーダーとして活躍。我が家のスピーカーからは此のような

アンサンブルは誠に工合良くなりコンサートホールで聴くに感じる。

自身のトリオ・ソヌリーも主宰。英国古楽界第一世代バイオリニスト。

1986年、イギリス古楽器界の精鋭たちが協同で出資し、

自主運営のオーケストラとしてエイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団(OAE)を結成。

結成後たちまち頭角を表わし、さらに1992年、フランス・ブリュッヘンと

サー・サイモン・ラトルを客演常任指揮者に迎え新たな栄光への道を歩み始める。

ブリュッヘンとラトルは、ともにOAEの方向性を「古楽器が作られたその時代の正統性と、

我々が生きる現代における価値を結合させること」と定義している。

ホグウッドの楽団にいて四季でソロをとっていたキャサリン・マッキントッシュと

アリソン・バリーといったイギリスの実力者が加わっています。

イギリスの比較的新しい世代の古楽演奏楽団の中で、ハノーヴァー・バンド、

フロリレジウム、エガーになってからのエンシェント室内と比較すると、

この楽団は最もピリオド奏法的な癖の少ない表現をします。

テンポだけで言えばフロリレジウムの方が遅い場合もありますが。

全体のテンポは、昔の伝統的なオーケストラのしっかり遅い演奏というのとは違うながら、

概ねゆっくりオーソドックスで、快速な傾向は全くありません。

緩徐楽章はとくにそうで、第5番の二楽章などたいへんゆったりして美しいです。

BRIMARの13D9の音色は繊細で優しい音が響いた、購入して時間は過ぎ

ゆったりした時間の中での視聴は実に楽しいひと時であった。

調べて見ると、モニカ・ハジェットさんのお得意はヴィヴァルディがお得意と聞く

ヴィヴァルディの曲もバッハも強く影響を受けているようです。

最近聞かない次は久しぶりに優しい、ヴィヴァルディの音楽でも楽しみたいですね。

悲しみのヴィヴァルディは幼少より赤毛は病弱と言われた時代に生きた、頭もそこそこ良く15歳で

剃髪し、20代前半のうちに聖職者としての階級も上がっていきました。美しいヴァイオリン曲の

多くを作曲した凄く美しいビオラ・ダ・モーレの曲でも聴きたいですね、ブラボー!