伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

フランツ・ペーター・シューベルトのヴァイオリン・ソナタを聴いた。シゲティ& ヘスの演奏は別格です。

2019年02月15日 | 真空管アンプ・オーディオ

暦の上では立春だが、今年は寒さが身にしみる、本日は雪混じりの寒い日が続く

最近病院での検査通いが多くMRI、造影剤入のCT、アイソトープ等勿論血液検査は毎回、

検査のオンパレード(笑)今月は6回以上の通院です、以前口腔癌摘出手術後無事今年で

9年過ぎました検査は多いが一応異常なしの結果が出ている事もありがたい、先日

放射線治療も無事終わり検査結果も良好であり、あとは3ヶ月に一度の定期検査になる。

最近Amazonを閲覧し久しぶりに季刊管球王国 Vol.91 (別冊ステレオサウンド)を注文する。

購入は気になる記事が?300B全モデル23機種の特集記事・・・・・であった。

発売してからは少し日にちが経ったが、外に出かけるのは寒いのでネット注文をした。

最近音楽の友の社のラックスのプリメインアンプを使い聴いているが弦楽器は実に良く聴こえ

るその他の中から驚いた情報、昨年の5月頃発売の、音楽の友の社のムック本(ハーモナイザ

ー)が¥51,000とプレミアムが付いていたのは驚きである、確かにこの装置に繋ぐと麻薬的魅

力の音が聴こえることもあり、それなりの魅力があるのも知れない、一番音の変わったアンプ

は筆者の所有するONKYOM-8000のパワーに接続して聴くと今までとは違った魅力が出たこ

とで非常に驚いた。荒削りのする、力強い音には魅力もあるが、年と共に煩く聴こえる音をナ

ローレンジに的とに良い塩梅になる。

やはり程よい程度の真空管のパワーアンプはどうも必至項目かも知れない?

特にヴァイオリン・ソナタ等の曲は筆者のエンクロージャーには火屋なアンプが相性は良さそ

うである。一応研究材料に管球王国を購入してみた。貧困老人には相当厳しい価格の成約はあ

るがパワーアンプを検討することを試みる。やはり王道の300Bが良いのかな?ヴィンテージ

のエンクロージャーにはやはり石も色々試しては見たが、結論は火屋が良さそうである。今は

色々なアンプを想像する事で時間が過ぎるが、予算もあるが欲しいアンプを研究する時間は限

りなく楽しみである。

又、特にクラシックを聴くには、おまけ付きのラックスのプリ管のハーモナイザーにプリメイ

ンを繋げての試聴が断然音が良い特に小編成のものはプリ管をテレフンケンに交換すると解像

度が高くシャープな音質ながらうるさく響かないのが良い。

最近、フランツ・ペーター・シューベルト(Franz Peter Schubert 1797 - 1828)を良く聴

いている、シューベルトは小学校教師の12番目の子供として生まれました。その短い生涯を通

じて、この中流下の階級の言葉遣い、質素な身なり、習慣を変えないで過ごしました。11歳の

時、宮廷オーケストラの少年合唱団に参加しましたが、これにより作曲の分野でサリエリの門

下生の一人となりました。一つの楽器、または小編成のアンサンブルの伴奏で歌われるドイツ

・リートという音楽の一形式を作り出し、11年の間に600以上の歌曲を書き上げました。

3年間の教職を離れ、創作活動に専念し、自由な気ままな生活を始めました。午前中は作曲、

午後は散歩を楽しんだり、友人たちの集まりでピアノを弾いたりしました。特筆すべき2つの

重要なことは、この天才作曲家が生涯、自分のピアノを持たなかったことと、彼の作品の公

開コンサートがただの一度、死ぬ7ヶ月前に開かれた、ということです。シューベルトはド

イツ・リートのジャンルを創り出す傍ら、交響曲(25歳で未完成交響曲を書いています)、

ミサ曲、弦楽四重奏曲、ピアノソナタ、そのほかの室内楽曲や舞踏曲をたくさん遺しました。

ベートーヴェンが亡くなり一年後の31歳で亡くなっている。死因の原因は水銀軟膏の塗布と

されている。

特に歌曲は小学校時代に習った「野ばら」ピアノ五重奏「ます」「美しき水車小屋の娘」「菩

提樹」等があるが子供の頃より馴染んだ歌も多く。年間で145曲も作曲もの曲を作っていた正

に天才である。特にヴァイオリンとピアノののためのソナチネ、ヴァイオリンとピアノのための

幻想曲は、シューベルトが晩年に書いた傑作であり、ピアノとヴァイオリンのための書かれた最

も美しい作品のひとつである。偉大な作品が生まれる背景にすぐれた演奏家の存在がある例は珍

しくないが、これも2人の演奏家と知り合ったことがきっかけで書かれたといわれる。

一人はベートーヴェンと交際のあったピアニストであり、ヴァイオリニストでもあるカール・マ

リア・フォン・ボックレット。もう一人はショパンやパガニーニが賛辞を贈ったヴァイオリニス

ト、ヨーゼフ・スラヴィークである。特にシューベルトがこの曲をヴァイオリン・ソナタとせず、

「幻想曲」と名付けたのは、自由な構成と楽想の雰囲気を重んじ、形式の枠を取り外したかった

からだろう。全体が途切れることなく演奏されるのも大きな特徴である。初演は、死の9ヶ月前、

1828年2月7日に行われた。演奏したのはボックレットとスラヴィークである。が、かなり不評で、

「常識外の長さ」と批判された。途中で出て行ってしまう人もいたという。この不世出の天才を取

り巻いていた状況に対しては、ある種のもどかしさを感じるばかりである。フィッシャーのシュー

ベルトはクールでスマートな演奏スタイルながら非常に細かいヴィブラートや情熱的なフレージン

グなど、これらの作品にあった名演を聴かせてくれます。ピアノはPENTATONEレーベルで長きに

渡り共演しているマーティン・ヘルムヘン。完璧なデュオと言えるほどフィッシャーとの相性がよ

く、二人の若々しいエネルギーがシューベルトの演奏にも表れております。

ユリア・フィッシャーJulia Fischer1983 年6 月15 日スロヴァキア出身のピアニストの母と、

旧東ドイツ出身の数学者の父のもと、ドイツ、ミュンヒェンに生まれた。4 歳を前にしてヴァ

イオリンをヘルゲ・テーレンに習い始める。その数か月後に母からピアノを学び始めるが、す

ぐに弟もピアノを始めたため、家族が別の楽器をやることを望んだ母の意向でヴァイオリンを

メインとした。この録音でフィッシャーはピアノ演奏を披露しております。今やドイツを代表

する世界的ヴァイオリニストとして成長したフィッシャーですが、ピアノの実力もまた相当な

もので、プロのピアニストとしてはグリーグのピアノ協奏曲などを弾いており、その実力は確

かなものです。フィッシャーの演奏する室内楽作品は一糸乱れぬアンサンブルを聴かせてくれ

ますが、これはピアニストでもあるフィッシャーだからこその演奏と言え、まさに完全無比の

演奏を披露しております。

実は好きなヴァイオリンとピアノのための幻想曲ハ長調 D.934 Op.159を紹介した方のです

がありませんのでヴァイオリン・ソナタ第1番を紹介します。

JJulia Fischer: Schubert - Sonatina in D major - Allegro molto 

シューベルト:

①ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 D.384 Op.137-1

②ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 D.385 Op.137-2

③ヴァイオリン・ソナタ第3番 ト短調 D.408 Op.137-3

④ヴァイオリンとピアノのための『華麗なるロンド』ロ短調 D.895 Op.70

①ヴァイオリンとピアノのためのソナタイ長調 D.574 Op.162

②ヴァイオリンとピアノのための幻想曲ハ長調 D.934 Op.159

③ピアノ連弾のための幻想曲ヘ短調 D.940 Op.103

ユリア・フィッシャー(①-⑥ヴァイオリン、⑦ピアノ)、マーティン・ヘルムヘン(ピアノ)

録音:2009年1月3-5日、7月3-5日/オランダ、ファルテルモント

それと、筆者はシモン・ゴールドベルク演奏のモーツアルトは好きで良く聴くが

シモン・ゴールドベルク & ラドゥ・ルプー & モーリス・ジャンドロン& ジャン・フランセの

Schubert: Music for Violin & Piano; Arpeggione Sonataゴールドベルク/シューベルト

:ヴァイオリン作品全集1978年がバランスの良い演奏が聴ける・・・

ゴールドベルクはカール・フレッシュ門下の逸材で、10代でフルトヴェングラー指揮ベルリ

ン・フィルのコンサートマスターに招かれた天才奏者。彼は演奏活動の末期に若きラドゥ・

ルプーとデュオを組み、ロンドンを中心にコンサートを開き好評を博しました。これに目を

付けた英デッカがまずモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ全集を録音し、内外で高い評価

を得たのちに第2弾として制作したのがこのシューベルト。新古典主義的な芸風による気品

高い演奏ベストを争うものです。

併録の《アルペジョーネ・ソナタ》はフランスの名手、ジャンドロンのモノーラル録音を初

復刻たもの。こちらの洒落た雰囲気もまた魅力的です。 

シューベルト:

・ヴァイオリンとピアノのためのソナチネニ長調 D.384

・ヴァイオリンとピアノのためのソナチネト短調 D.408

・ヴァイオリンとピアノのためのソナチネイ短調 D.385

・ヴァイオリンとピアノのためのソナチネイ長調 D.574

・ヴァイオリンとピアノのための幻想曲ハ長調 D.934

 シモン・ゴールドベルク(ヴァイオリン)

 ラドゥ・ルプー(ピアノ)

 録音:1978年(ステレオ)

・アルペジョーネ・ソナタ D.821

 モーリス・ジャンドロン(チェロ)

 ジャン・フランセ(ピアノ)

 録音:モノラル

ゴールドベルク・プロフィール1909年ポーランドに生まれたゴールドベルクは、幼少期から

ワルシャワでヴァイオリンを習い始め、8歳のときにベルリンで高名なカール・フレッシュの

門下生となり、12歳でワルシャワでコンサート・デビュー、センセーショナルな成功を収め

ます。その後、16歳でドレスデン・フィルのコンサート・マスターとなり、20歳のときには

フルトヴェングラーに請われてベルリン・フィルのコンサート・マスターに就任、同時にヒン

デミットのヴィオラ、フォイアマンのチェロとの組み合わせで「アマール弦楽三重奏団」を

結成して室内楽分野でも活躍します。

勿論、以前紹介したがイザベル・ファウストが、キラリと冴えた持ち味を活かしつつシュー

ベルトの演奏はとても良いが、ミシェル・オークレール(Michèle Auclair)演奏の、その

芸風から「女ティボー」と称されたが聴けばわかるが実に納得できる演奏です。

ミシェル・オークレール(vn)ジュヌヴィエーヴ・ジョワ(p)録音:1962年は是非聴いた

いただきたい一枚です。

シューベルトの晩年の曲ヴァイオリンとピアノのための幻想曲ハ長調 D.934は素晴らしい、ブラボー!

追伸、後日シューベルトのViolin Sonata in A Major, D.574/ヨゼフ・シゲティ& デイム・マイラ・

ヘスの演奏をを聴くことが出来たがこれは全く別世界の演奏です、感心するのは余分な音がしなく、

刺激的な音も無くこれぞ、シューベルトの望んだ演奏だったのかも知れないと思う、やはりヨゼフ・

シゲティ& デイム・マイラ・ヘスは名人の域を超えているような演奏でした。

シューベルト好きな方は是非一度聴かれることをお勧めします。演奏者2人に、ブラボー!