土のチカラ

耳鳴りを虫の声かと勘違い　　

友人が、
とれたての野菜を持ってきてくれた。いつも気にかけてくれている、ありがたい。絶妙のタイミングで連絡をくれるというのは、彼のセンスか、長年の付き合いが育てたあうんの呼吸か、底力に栄養をくれる。
彼のつくる野菜は本格的なので（本業ではないのだが）、わがミニミニ菜園のものとは育ち方が違う。土だよ、根っこを育てる土だな（手入れをしっかりしている）。それは人間にも言えることだと思う。

早く、カンパーイをしたい（昨年から店は決めている）。治療が終わってから、あれこれ予定や予測をしていたのだけれど、それらはすべて木っ端みじんになってしまった。勝手な予定や予測通りに快復するということはありえないのだと、知った。
ある日突然、状況がグググーンと良くなるはずだなんて、本気で考えていたあの頃の、認識の甘さを痛感する。本気で考えていたというよりは、祈りに近かったんだろうな。奇跡ってあるのだという。いろいろ学ばせてもらった。



焦らず、急がず、ゆっくりと階段を上っていくこと。時期が来たら、少しずつ望む方向へと流れが変化していくはず。じぶんの意思だけでは成立しないのだよね。まだまだ何が起こるかわからない。不安が友だちだ（彼女にはしたくないぞ）。

野菜をどっさり食べて、カラダの栄養も補給しよう。骨や肉、細胞たちも必死でがんばってくれているのだ。ついばみ筋トレもつづけないといけかんぜよ～（急に方言）。復活の美酒をみんなで味わわないといかんぜよ～（坂本龍馬気分で）。





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