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身も蓋も大事なのだ


ディランは親子丼を食べただろうか
(ディランを聴きながら)

突然ですが、
な~んて言っても、いつも突然だからな、ははは。
本日の突然は、「ふたつき丼鉢で、親子丼を食べたい」という話です。
記憶を辿っても、ふたつきの丼鉢というのを見たのはいつだったか・・・思い出せない。10年や15年ではないな、もっと前だよ。
昨日の夜、いきなり「ふたつき丼鉢で、親子丼を食べたい」と思ったのだ。天丼でもカツ丼でもなく、親子丼だ。

ふたが大事なのだよ。ふたのてっぺんを、親指と人差し指、中指でつまんで持ち上げる、するとチラリと親子丼の横顔が見え、同時に匂いが漂ってくる。うううう、うれしい瞬間だ。
そういう、うれしいい瞬間を忘れてしまっているのだ。なんとももったいないではないか。
バイト先の(古い話だな)斜め前にあった食堂も丼物にはフタがついていた。あの喜びをもう一度味わいたい。



いつの頃からか、丼のフタが消えた。チェーン店が増えたからか? 吉野屋も松屋もフタはついていないよな。もろに肉とタマネギの絡み合いが見える。しかし、どこかで吉野屋の牛丼にフタがついていたのを見たような気もするのだが(写真で)、間違いか?

わが住む町に食堂はない。一駅先にもない。その先にもない。食堂がないエリアに住むのははじめてかもしれない。寂しい。食堂のない町は、寂しい町だ。
こうなったら(どうなった?)、ふたつき丼鉢を買うしかないか。うーん、買っちゃいますか。そうしたら、いつでもふたつき丼鉢で親子丼もカツ丼も他人丼も食べられる。
よし、ほぼ決定だ(ほぼね)。




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