礼文島の代表的な花のひとつにレブンアツモリソウがあります。
この季節もっとも観光客が心を寄せるのは、やはり「レブンアツモリソウ」でしょうか。
あと2,3日で花期が終わるということでしたが、なんとか間に合いました。
そのふっくらとした花弁、色は柔らかなオフホワイト、華やかさはないけれどこの健気さに、
この最果ての地までやってきたことに大いに感慨深いものがありました。
以前は島のあちらこちらで、ほかの草花と一緒に咲いていたレブンアツモリソウだそうですが、
近年心無い盗掘被害が続いたため、現在は盗掘防止のための立入防止柵の中で、常駐している
監視員のもとで見ることができます。少し悲しい気持ちになります。
また、花の仕組みはとても不思議で、花粉を運ぶ昆虫マルハナバチの仲間が袋状をした
唇弁の上の開口部から中にはいると、唇弁の縁が内側に折れ曲がっているために直接出る
ことはできず、仕方なくハチは奥のめしべの下を通過した後、背中におしべの花粉をつけ
ながらようやく外へ出ることができるということです。
ハチを利用して受粉するためのなかなか巧妙な仕掛けというわけです。
また種は非常に小さく、発芽するために必要な栄養を持っていないので、礼文の土壌に含まれる
特殊なバクテリアと共存することで、栄養的な助けを得て発芽することがわかっているそうで、
この花は礼文島でしか見ることができないことがうなずけます。
種の保存法による特定国内希少野生動植物種に指定され、この群生地は天然記念物に指定され
ています。
島に礼文島リボンプロジェクトがあって、可愛いアツモリソウのリボンバッチを購入すると
その益金が環境保護活動に充てられるということで、早速応援させてもらいました。
その翌日、桃岩ハイキングコースでお花畑の中にわずかですが、なんとレブンアツモリソウを
見つけることができたのです。思わず声援を送りたくなりました。
4日間の旅で、もう少し日程に余裕があったらとも思いましたが、たくさんの高山植物も
見ることができ、充実した旅行となりました。
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北海道の礼文島にのみ生息する
野生のランである「レブンアツモリソウ」
まさにこの花も幻の花になってますね~
貴重な花を見ることが出来てよかったですね。
利尻、礼文島での高山植物を眺める4日間の旅行は思い出深いたびになりましたね。
素敵な画像を見せて下さって
ありがとうございました。
監視員がいるほど、貴重な花なんですね。
礼文島の自然環境が、珍しい高山植物を育てているんですね。
これからも、利尻、礼文島の自然環境を壊さないように見守ってほしいです。
貴重な植物等の写真を見せて頂き、ありがとうございました。
囲いが出来てるんですか、バッチも時の流れを感じながら拝見。
この花に逢えると遠くに足を運んだことの喜びが、
桃岩のハイキングを思い出しながら、お宝の寝る最果ての地を思い出しました。
大切にしたい花の楽園ですね。
自然界はほんとに不思議ですね。
レブンアツモリソウの花には、蜜も匂いもなく、ただ大きな袋に昆虫を
引き寄せるための工夫があるなんて、感心してしまいます。
きっと、ほかにも不思議な生物はたくさんあるのでしょうね。
>はたやんさん
利尻・礼文には300種類の高山植物があるということですので
きっと、夏の間はいつ行っても貴重な植物を見ることができるのでしょうね。
礼文アツモリソウを見れたのは幸運でした。
ただ、レブンウスユキソウには少し早いようでした。
>shigeさん
もちろん、この花に触れることはできませんでしたが
このオフホワイトのふっくらした花には、少し触れてみたい気もしますね。
どんな感触なのでしょうか。
礼文でしか生息できない花、大切に見守っていきたいですね。
>TUKASAさん
TUKASAさんが訪れたときは、桃岩ハイキングの途中でも、
レブンアツモリソウを見ることができたのでしょうね。
一時は絶滅の危機に瀕していたということですから、
少しずつでも、この礼文島に増やしていきたいですね。