縁あって雁峰山頂付近に作業道を開設する工事に関わる事になった。
・・・そうだ、確かあそこには三角点があったはずだ。
地図で調べると現地のすぐ近くだ。現場踏査のついでに寄ってみることにした。
作業道の終点から登りだして300メートルくらいは歩いただろうか、
ヒノキの木立の中に石の標柱があった。
3等三角点 標高665.6m。
昔(と言っても30年ぐらい前だが)工事でよく来ていたので、雁峰は自分の
庭先のように思っていたのだが、植え込んだ杉・檜が大きくなり、すっかり様子が
変わってしまって3時間ほど山中をさまよう羽目になった。(水色のルート)
だがそのお陰で、彷徨の果て新城スカイパーク(というらしい、ハンググライダー
のテイクオフスポット)に辿り着いて新城の町を一望した時には極楽に来たような
気になった。テイクオフで一休みし、作手側に回りこんで車まで戻る途中、
北東に冠雪した赤石岳、北奥には駒ケ岳が浮かんでいた。
いつも見慣れている雁峰山だが700m近い山だ。今の時期、寒い日には
日中でも5~6度、夜間は氷点下になる。気軽に出かけると遭難の恐れも
十分にある。(反省)